DRONE FUND(東京都渋谷区)は、建設、土木作業現場で活躍する作業ソリューション、イスラエルCivdrone ltd.(=シヴドローン、本社・テルアビブ、Tom YeshurunCEO)に対し、DRONE FUND 2号(正式名称:千葉道場ドローン部 2 号投資事業有限責任組合)から出資を実行したと発表した。
シヴドローンは、建設・土木現場におけるマーキングや杭打ち作業ができるソリューションを開発、展開している。1~2センチの精度でマーキング用の杭を打ち込む技術が特徴で、このソリューションにより生産を従来の5倍に引き上げることが可能という。ターゲットは1日あたり数百~数千のマーキングを要する建設・土木事業。プロセスを自動化し、ワンストップサービスを提供することを通じ、ユーザーは生産性や品質を向上させることができるうえ、事故を減らし、工期の大幅な短縮が可能となるという。
このサービスは現在、米国、ヨーロッパ、日本で導入が進み、今後アジア圏での成長も見込まれる。また別のソリューションとの連携が可能なシステムの開発も行っているという。
ドローンファンドはこのソリューションが慢性的な人手不足が続く建設・土木現場での生産性、安全性向上に寄与すると判断、今回、同社への投資を決定した。ドローンファンドは「今後もドローン・エアモビリティ前提社会の実現に向けて、ドローンの現場作業の効率化に貢献することのできるテクノロジー、ソリューションへの投資を加速してまいります」と話している。
ドローンファンドはTom Yeshurun(トム・イェシュラン)CEOへのインタビューを自社サイトで掲載している。
■シヴドローン 概要 ・社名:Civdrone ltd. ・CEO:Tom Yeshurun ・所在地:Tel Aviv, Israel ・設立:2018年 ・URL:https://www.civdrone.com/