エアロネクストが中国・深圳に現地法人設立 トップに川ノ上和文氏が就任

2019.05.22

 独自のドローンの重心制御技術4D Gravityで知られる株式会社エアロネクスト(東京都、田路圭輔代表取締役CEO)は5月22日、海外事業展開の拠点として中国・深圳市に現地法人「天次科技(深圳) 有限公司」 を設立し、川ノ上和文氏が総経理に就任したと発表した。出場するコンテストで軒並み入賞するなど各方面から高く評価された技術を携え、ドローンの産業集積地でのさらなる飛躍を通じ、ドローン前提社会の実現と空域の自由化を目指す。

グローバル展開進めドローン前提社会実現と空域自由化を目指す

エアロネクストが設立した中国・深圳の現地法人「天次科技(深圳) 有限公司」の総経理に就任した川ノ上和文氏

 エアロネクストが中国・深圳に現地法人を設立したのは、海外事業を加速させることが目的だ。深圳には世界的企業、ハードウェアを含む製造業など数多くのドローン関連企業が本社や拠点を構えているうえ、世界各国から起業家、投資家、研究者、開発者が集まっており、米シリコンバレーと並び、イノベーションの生まれやすい環境として知られる。エアロネクストにとってはこれが初の海外拠点となり、国際都市香港にも近く、グローバル戦略の第一歩を踏み出す場所として最適と判断した。

 

 エアロネクストは、機体の重心制御技術4D Gravity®︎を独自に開発。ドローンの機体で標準技術に位置付けることを目指し、テクノロジーライセンスビジネスのグローバル展開を推進している。昨年 11月には深圳で行われた深圳国際ピッチ大会「Nanshan “Entrepreneurship Star” Contest 2018」で、総合第3位と知的財産賞の両賞を獲得。それを機に深圳市南山区人民政府、深圳市ドローン産業協会、深圳清華大学研究院の支援を得て、中国でのビジネスの可能性を探ってきた。

 

 また現地法人「天次科技(深圳)」の総経理に就任した川ノ上和文氏は、深圳で日本と中華圏のドローン産業関係者の橋渡しをするイベントの企画や産業ツアーの企画運営を手掛け、産官学に広いネットワーク持つ。今後は中国市場での4D Gravity®︎テクノロジーライセンスビジネス推進にあたり、用途開発や顧客開発、セールス、マーケティングを進める。 

■天次科技(深圳)有限公司:
・所在地: 広東省深圳市南山区
・事業内容:4D Gravity®︎テクノロジーライセンスビジネス推進における用途開発や顧客開発、セールス、マ ーケティング ・資本金: 100万元

■川ノ上和文(かわのうえ・かずふみ)氏:
2005年北京語言大学への短期留学を機に上海、北京で日系企業の店舗運営や中国企業の東京進出プロジェクト等で企画開発、顧客開発等に従事、2016年から深圳、台湾でのドローン産業リサーチを開始。深圳・ベイエリア圏を中心に、産官学の現地ネットワーク開拓、業界団体、起業家コミュニティ、インキュベーターアクセラレーター、大学創業コミュニティなどとの関係構築、国際連携のニーズをつかみ、日本企業への橋渡しやその後の事業開発のサポートを行っている。ドローンを中心とする新興産業の産業ツアー、日経ビジネススクール・アジアの中国編ナビゲーターも務める。大阪府出身。

エアロネクストの技術が搭載された機体
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