DJIは7月10日、Pantom4シリーズ向けに自動飛行業務が可能にするなどの業務効率化ソフトウェア「DJI Terra」を買い切り可能な永久ライセンスとして再リリースしたと発表した。DJI Terraは2019年3月にサブスクリプションとして発表されていた。利用にあわせてプランを選ぶ。プランのうち「永久ライセンスProバージョン(1 デバイス)」の参考価格は48 万円前後。ただし2年目以降、15%の年間更新費がかかる。7月28日に内容を説明するオンラインセミナーを開催する。
「DJI Terra」はDJIのPhantom4RTK(送信機)、Phantom4ProV2.0、Phantom4Pro+V2.0、Phantom4Pro、Phantom4Advanced、Phantom4に対応するソフトウェア。ドローンデータをデジタル3D モデルやマップに変換し、パイロットの意思決定に役立つ。ミッションプランはMapping (マッピング) 、Waypoint(ウェイポイント) 、Oblique (オブリーク)、Corridor (コリドー) の4種類があり、撮影したいエリアや対象、作成したい地図や3Dモデルなどに応じて、パイロットが自動飛行を計画できる。
車両衝突事故現場の再現、建設プロジェクトの進捗追跡、橋、道路などの点検のほか、広く公共安全、農業、映画産業などでの用途が想定されている。
利用には対応するPhantom 4シリーズドローンのほか、バッテリー、ノートパソコン、microSDカード、カードリーダー、対応ケーブルなどが必要だ。
DJI Terraのライセンスプランは「アドバンスト」と「プロ」があり、共に1年間有効。プランのうち「永久ライセンスProバージョン(1デバイス)」の参考価格は48 万円前後。ただし2年目以降は、15%の年間更新費がかかる。
注文は DJI Enterprise 正規代理店で受け付ける。またDJI Terra の体験版をダウンロードすれば、ミッションプラン作成、特定機体の自動航行などが体験できる。
DJIはDJI Terraのオンラインセミナーを開催する。現在登録を受け付けている。
DJI Terraオンラインセミナーの概要 ■日時:7月28 日(火)14:00~ ■会場:オンライン ■受講料:無料 ■事前登録が必要:登録はこちら