米国サンフランシスコで開催された「DroneDeployカンファレンス2019」に登壇したSkydioは、先ごろ米国で販売を開始したSkydio 2専用のドック「Skydio 2 Dock」を紹介した。稼働する様子は、YouTubeにも公開されている。
専用ドックSkydio 2 Dockは、 ドローンを離発着させるためのアームが自動で伸縮して機体を出し入れする。機体はアームの先端から自動で離陸し、必要な空撮を終えると、正確に元の場所に着陸する。
Skydio 2は、6つのカメラから得られた画像をリアルタイムで解析し、障害物などを回避するが、その画像認識を活用して、ドックの着陸場所を特定していると推測できる。 また、カンファレンスで発表された情報によれば、ドック内部にはドローンをワイヤレスで充電する装置が組み込まれ、Skydio 2には特別なバッテリが搭載される 。
Skydioの関係者は、従来のドローンボックス関連のソリューションは複雑かつ高価で、実用的ではないと指摘している。同社の試算によれば、最先端の自律化ソリュー ションを活用すると、約10倍の投資対効果が得られるという。 実現に向けては、運用者が不在での飛行や、目視外飛行に関連する規制との調整が必要になる。それでも公開された動画の安定した飛行やドック内からの離発着を見る限りは、技術的な進歩を感じられる。