AIドローン開発の米Skydio.Incは1月22日、株式会社NTTドコモと、日本、東南アジアでのソリューション開発と販売での協業について検討に入ることで合意したと発表した。Skydioはインフラ点検ソリューションを手がけるNTT西日本系の株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク株式会社(JIW)と、点検仕様機「Skydio R2 for Japanese Inspection」(J2)の開発完了や、日本、東南アジアでの点検についての独占的パートナーシップ締結を発表しており、NTTグループとSkydioとの関係構築が進んでいる。
ドコモが協業検討を発表したのは、JIWの発表と同日。ドコモは検討のうえで協業が実現で、Skydioのドローンを活用したソリューションの開発や、新事業創出などに取り組むことになる。
ドコモはドローンを使って画像などのデータを収集する場面で、飛行準備から取得データの解析までを一貫して提供するためのプラットフォーム「docomo sky」を開発するなど、ドローンでのソリューション開発に取り組んでいる。また輸入、在庫管理、品質保証などでも経験があり、販売面での協業に生かせる。
ドコモは「これまでドコモが国内外で実施したdocomo skyの取り組みをさらに発展させ、日本および東南アジア市場への展開をめざしてまいります」とコメントしている。また、Skydio社のドローンを1月23、24日に東京ビッグサイトで開催するドコモのイベント「DOCOMO Open House 2020」で展示する。