ドローンをはじめモビリティの最新事情が体感できる「OITA ドローンフェスタ2019」が12月20日、大分市の大分県立美術館OPAM とiichiko 総合文化センターで開催される。障害物に遮られても高い精度でターゲットを追尾するAIドローンを開発した米Skydio社のTom MossCOOが登壇し、開発や最新事情について基調講演をするほか、製品やサービスの展示、代表者、専門家の講演、デモンストレーションなどが行われる。
「OITA ドローンフェスタ2019」は大分県が主催し、ブルーイノベーション株式会社が企画、運営を、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が監修を担う。ドローン、ロボット、モビリティや関連するサービス、プロダクト、活動成果などを展示、セミナー、講演、パネルディスカッション、ワークショップ、体験会などで満喫できる。
注目されているのは米Skydio社のTom Moss氏の基調講演。同社は今年の夏、森林コースの中を疾走する自転車を、障害物を避けながら正確に自動で追い続けるドローンの動画を公開して、愛好家の間で話題になり、10月に「Skydio2」として発売すると、即日完売したほど大きな話題をさらった。講演は「自動追尾システムなど最先端のドローン技術の紹介」の演題が予定され、シリコンバレーでの開発事情などが話題になるとみられている。
また、東大大学院工学系研究科非常勤講師を務めている株式会社ORSOの坂本義親代表取締役CEOは「いまなら間に合う!ドローンの法律&ビジネスモデル」の演題で登壇するほか、JUIDA、ブルーイノベーション、株式会社NTTドコモ、楽天株式会社、IHI運搬機械株式会社、株式会社オプティム、株式会社トルビズオンなどが講演する。
見本市では株式会社フルテックが災害時に天候の完全回復を待たずに強風下で被害状況を把握する現地調査ドローンを展示するほか、GROOVE X株式会社が、ペットのようなかわいらしさで知られるコミュニケーションロボット「LOVOT」、株式会社翔和が、2018年7月の西日本豪雨時に佐賀県多久市の要請を受けて林道の崩落個所などを空撮したときなどの活用事例を紹介。炬星科技 (シリウスロボティクス)も倉庫内で自動運搬ロボットなどを公開する。
セミナー、講演、体験会、ワークショップでは要予約(HPはこちら)。