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  • 2023.10.2

    スペースワン、屋内ドローンショー参入表明 機体販売、講習など導入支援も

    account_circle村山 繁
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     ドローン事業を空、水中を問わず幅広く手掛ける株式会社スペースワン(福島県郡山市)が、屋内ドローンショー事業への参入を表明した。ドローンショー開催のほか、ショー運営を目指す事業者向への講習や機材提供など事業支援を行う。9月14日には東京・夢の島の体育施設で高輝度LEDを光らせたドローンによる屋内パフォーマンスを行った。9月29日にはプレスリリースで事業や料金などとともに、5組限定で無料トライアルショーを募集することも公表した。小林康宏代表は「ドローンショーは市場拡大が見込める分野であるとともに、エンタータインメントの多様化、地域活性化、理系人材育成に有効と考えています」と話している。

    東京の体育館で数分間の光のショー 中国Makerfire機で星やロケットを描く

    9月14日に東京都内の体育館で行われたドローンショーでは、床に整然と並べられた20機のドローンが会津と共に浮かび上がると、音楽にあわせて光の点が規則正しく舞い、形を作ったり、それを回転させたりする様子を披露した。その後30機、40機を使ったショーも行い、それぞれ2分~4分30秒の屋内パフォーマンスを披露した。

    ショーに使われた機体は、中国・深圳の教材用ドローン開発を手掛けるメイカーファイアーテクノロジー社(Makerfire Technology Co., Ltd)の「LiteBee Stars」で、高精度の位置測位や他の通信との低干渉性などの特徴を持つUWB無線通信を使うことで細かな制御が可能だ。仕様上は200機までの制御が可能で、パソコン上は50m四方のエリアで設定できる。ただ、メーカーはスペースワンの問い合わせに「80m四方までなら制御できる」と伝えているともいう。飛行高度が最大8mであることもインドアに向いている理由にあげられる。

    ショーには屋外でのドローンショーを手広く手掛ける株式会社レッドクリフ(東京)の佐々木孔明代表取締役も参加し、「私は屋外専門に手掛けておりますが、屋内のドローンショーには天候に左右されずに開催できるメリットがあります。これからお互いにドローンショーを盛り上げたい」と話した。

    スペースワンの小林代表はこのほか、ドローンショーの主な事業者を紹介したり、ドローンショーに不可欠なソフトウェアはラトビアのSPH Engineering社が大半を占めている状況を説明したり、状況を市場の現状も説明した。そのうえで、「2015年1月に米国ラスベガスで開催されたテクノロジー展示会、CESでフランスのパロット社が6機のドローンを飛ばすショーを見せていて、それをおもしろいと感じたことがドローン事業に参入したきっかけでした。今回、ドローンの参入するきっかけとなったショーの事業をはじめることができ、とてもうれしく思っています」と、ショー事業への思いを明かした。

    ■初期機体導入として、 10機の基本セットを180万円導入支援などの事業プランも公表

    スペースワンは9月29日、参入を表明したインドアドローンショー事業のプランをプレスリリースで発表した。また先着5組に無料トライアルショーを提供する。発表は以下の通りだ。

    <発表内容は以下の通り>

    ドローン事業を幅広く展開している株式会社スペースワン(本社:福島県郡山市/東京営業所:台東区上野/代表取締役:小林康宏)は、新たにスタートした近年盛り上がりをみせるドローンショー。夜空を背景にLEDを搭載したドローンがさまざまなイルミネーションを描き、これまでにないエンターテインメントとして人気を博しています。この屋内版ともいえるのが『インドアドローンショー』です。数十台のドローンが音楽に合わせて縦横無尽に動く様子は、屋外とは違った感動を与えてくれます。

     

    ■お披露目会を東京と福島で開催!

     

    この国内でもまだ珍しいインドアドローンショーのお披露目会を9/14・東京、9/28・福島で開催しました。東京のお披露目会にはドローンショーに興味がある個人や企業の方に数多く参加、また福島では郡山女子大学附属高等学校の生徒約60名が参加し、ドローンショーを鑑賞いただきました。

    ②③

    9/28郡山女子大学附属高等学校の様子

    新たなエンターテインメントへの期待と広がりを確信

     

    参加していただいたみなさまは一様に「すごい迫力だった」「音楽に合わせて飛行して綺麗だった」と感動され、また「狭い空間をドローンがぶつからず規則的に飛んでいてビックリした」とその精度の高さに驚かれていました。

    【ドローンショーの感想】 ※郡山女子大学附属高等学校 アンケートより抜粋

    ・はじめてドローンショーを見て、想像以上に迫力があって楽しかった

    ・自分でプログラミングを組み立てて、ドローンを動かすことに興味をもった

    ・最先端の技術によるパフォーマンスで感動しました

    ・誰もが知っているキャラクターを作って動かしてみたい

    ・ドローンを使ったアートがすごく綺麗で自分でデザインを考えてみたいと思った

    ほぼ参加者全員の方からポジティブな反応を得られたことで、このインドアドローンショーが新しいエンターテインメントとして広がっていくことを確信いたしました。

     

    事業プランや気になる料金も発表!

     

    このお披露目会では当社が行う事業プランや費用も発表しました。インドアドローンショーを開催したい場合の費用や、事業としてインドアドローンショーを行う場合の導入支援サービスなど、インドアドローンショーの普及拡大に向け幅広いサービスを展開していきます。

    【インドアドローンショー開催プラン】

    (例)20機のドローンショーを1日開催した場合…58万円(税別・経費別途)

    ※教育機関で行う場合は25万円(税別・経費別途)

    【インドアドローンショー事業サポートプラン】

    1.インドアドローンショー導入講習

     機材の設定やソフトの使い方、運用方法まで、事業に必要なノウハウをお伝えします

     全2日間(1日目座学・2日目実機演習)、 20万円/1名様あたり

    2.機体導入サポート

     初期機体導入として、 10機の基本セットを180万円(税別) で販売

    3.追加機体の貸し出し

     ドローンショー実施にあたり、追加で必要な台数を貸し出し(有償)

    4.フライトプログラムの貸し出し

     季節に応じたプログラムや長尺のプログラムなどを貸し出し

    ほかにも「販促ツールの制作」や「案件の紹介」など、積極的にサポートさせていただきます。

    体育館写真

    インドアドローンショーにご興味がある方は、まずは お気軽にお問い合わせください!

    <株式会社スペースワン ドローン事業部>

    電話:03-5812-4694 メール:uwd@spacexone.com 担当:大谷(オオタニ)/大野(オオノ)まで

     

    ■出張無料トライアルショーを“先着5組限定”で大募集!!

     

    インドアドローンショーの魅力は言葉で聞いたり映像で見るよりも、一度実際に体感いただいた方が断然伝わると思います。そこでインドアドローンショーを実際に見てみたい事業者様や団体様を対象に、 出張の無料トライアルショー を 5社限定で実施 させていただきます。

    • ご希望の方は、下記フォームよりぜひお申込みください!

     https://forms.gle/JccZZpvNZNRf4Pz78

    ※20機程度のショーを予定しています

    ※会場はご用意ください(広さ15m×15m、高さ10m程度の屋内会場)

    ※会場の電波状況により、開催できない場合がございます

    ※応募内容によりお断りする場合がありますので、予めご了承ください

    ※ 実費のご負担 にご協力ください(移動費、配送費など)

    ※ショーの模様は今後のプロモーションに利用させていただきます

    ■スペースワンについて

    株式会社スペースワンは、東北でも有数の「福島ドローンスクール」や「エアオーシャン ドローンスクール東京校」など人材育成を中心に、早くからドローン事業を数多く手がけてきました。

    現在、国土交通省認定の登録講習機関として、100名以上(一等・二等合計)の修了生を輩出し、水中ドローンにおいては国内屈指の現場実績をもつインストラクターが人材育成にあたるなど、「空中」「水中」の二刀流で様々なニーズにお応えしております。

    2021年3月に菅前総理が福島ロボットテストフィールドを視察された際には、代表の小林が説明を行うなど、ドローンスクールを通じた人材の育成とともに、国や自治体との連携を進め、ドローンの健全な及・発展に努めています。

    9/28郡山女子大学附属高等学校の様子
    9/28郡山女子大学附属高等学校の様子

    AUTHER

    村山 繁
    DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。