ドローン、エアモビリティ特化型のベンチャーキャピタル、DRONE FUND株式会社(東京都渋谷区)は12月7日、麻布台ヒルズ(東京都港区)のベンチャーキャピタル集積拠点、「TOKYO VENTURE CAPITAL HUB」に移転すると発表した。新オフィス12月18日に稼働を始める予定だ。デザイナーのyamakitakumi氏が作成した「2050年のドローン・エアモビリティ前提社会」をイメージしたイラストを展示する。
DRONE FUNDの発表は以下の通りだ。
DRONE FUNDが、日本初の大規模なベンチャーキャピタル集積拠点である麻布台ヒルズ「TOKYO VENTURE CAPITAL HUB」へ移転
DRONE FUND株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:千葉 功太郎、大前 創希、以下:DRONE FUND)は、日本初の大規模なベンチャーキャピタル集積拠点である麻布台ヒルズ内「TOKYO VENTURE CAPITAL HUB」内への移転を決定しました。新オフィスの営業開始は、2023年12月18日(月)を予定しております。
【今回の移転について】
DRONE FUND は、ドローンやフィールドロボットが当たり前のように社会に溶け込んでいる世界、「ドローン・エアモビリティ前提社会」の実現に取り組んでおります。昨年12月には、日本国内で無人航空機のレベル 4飛行(有人地帯における補助者なし目視外飛行)が解禁されるなど、ドローン・エアモビリティは実用化のフェーズに入りつつあります。
そのようななか、投資先スタートアップのさらなる成長を実現するためには、業種・業態を超えた連携機会の創出が重要となります。これまでもDRONE FUNDは、行政機関、事業会社、そして投資先スタートアップとの連携によるエコシステム形成に取り組んでまいりました。国内最大規模のVCの集積拠点である「TOKYO VENTURE CAPITAL HUB」への移転を通じて、多くのVCやCVCの皆様にドローン・エアモビリティ産業への興味・関心を持っていただく機会を提供し、エコシステムの「ハブ」としての役割を更に強化していきたいと考えております。具体的には、投資先CEOを対象とする経営合宿であるDRONE FUND道場合宿などのイベント開催を通じて、エコシステムへの貢献に取り組んでいきます。
新オフィスは、「under construction - 半建築 -」をコンセプトとしており、まだ発展途上で未完成である「過去〜現在」を乗り越え、その先の明るく楽しい「未来」を共に創っていくという思いを込めてデザインしております。新オフィスには、デザイナーのyamakitakumi氏が作成した「2050年のドローン・エアモビリティ前提社会」をイメージしたイラストを展示し、DRONE FUNDの目指す世界観を表現しています。
■ 移転概要
1.新住所
〒105-0001
東京都港区虎ノ門五丁目9番1号 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4F
2.営業開始日
2023年12月18日(月)
3. 新オフィスのインテリアデザイン
株式会社ディー・サイン
サイト: https://design-inc.co.jp/
■DRONE FUND 概要
DRONE FUNDは、「ドローン・エアモビリティ前提社会」を目指し、ドローン・エアモビリティ関連のスタートアップ投資に特化したベンチャーキャピタルです。1号・2号・3号ファンドを通じて、国内外の合計70社以上のポートフォリオを形成しています。3号ファンドでは、ドローン・エアモビリティおよびその社会実装に資するスタートアップへの投資活動を幅広く展開してまいります。
会社名: DRONE FUND株式会社
代表パートナー: 千葉 功太郎、大前 創希
所在地: 東京都渋谷区恵比寿三丁目3番6号
設立: 2017年6月
事業内容: ドローン・エアモビリティ関連スタートアップへの投資及び協業支援
ウェブサイト: http://dronefund.vc
ドローン・エアモビリティ特化型のベンチャーキャピタルDRONE FUND(東京)は、6月1日、設立から3周年を迎え、4年目の活動に入った報告とともに、創業者・代表パートナーの千葉功太郎氏が自家用操縦士のパイロット免許を取得したことを正式に発表した。
3周年にあたり、DRONE FUNDは以下のコメントを発表している。
<ドローンファンドは、2020年6月1日で、設立から3周年を迎えました。ドローン・ エアモビリティ前提社会の実現を目指すため、国内外のスタートアップへの投資活動を積極的に 行ってきました。この3年のあいだに数多くのLP投資家の皆さまにもご参画いただき、2017年6月に設立した1号ファンドは15.9億円で、2018年8月に設立した2号ファンドは52億円で、それぞれ資 金調達を完了いたしました。>
<私たちの社会は、人口構造の変化やインフラ老朽化、気候変動や大規模災害、そして感染症の拡大など、様々なリスクに直面しています。こうした流動的な社会において、持続的な経済活動を行うには、未来の社会を見すえた新しいテクノロジーの社会実装が必要です。 また今回、千葉功太郎が自家用操縦士のパイロット免許を取得したことは、ドローンファンドが ドローン・エアモビリティ特化型ベンチャーキャピタルとして投資活動を行う上でも大きな糧となると 考えております。ドローンファンドは、4年目におきましても、持続可能な経済活動、社会活動の実現に強く貢献してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。>
また、創業者・代表パートナー 千葉功太郎氏は次のコメントを寄せている。
<ドローンファンドは、設立3周年を迎えることになりました。皆様から多大なるご支援をたまわり、私たちの挑戦を大いに加速させることができました。改めて深く感謝申し上げます。 昨年、日本政府は2022年度のレベル4(有人地帯におけるドローンの目視外飛行)の解禁、2023年度の「空飛ぶクルマ」の事業化開始を、政策目標として閣議決定しました。先日も5Gや国産ドローン に関する新法が可決したばかりです。ドローンやエアモビリティが飛び交う社会はもうすぐそこまできています。また「空の移動革命」や、モビリティ連携に向けた社会を先取りするため、個人でのプロジェクトも進めてまいりました。たとえば、2018年12月に小型ビジネスジェット「HondaJet Elite」の購入を発表し、それ以来パイロット免許の取得のために訓練を積んでまいりました。このたび、自家用操縦士のパイロット免許(Private Pilot License)を無事取得いたしましたことを、この場を借りてご報告させていただきます。将来的には、既存の有人航空機が飛ぶ世界の空に、無人のドローンやエアモビリティなども 続々と参入していくだろうと想定しています。経営者・投資家としてのバックグラウンドに加え、100 年かけて安全と信頼を築いてきた既存の航空産業に関する専門性を背景に、ドローン・エアモビリティ産業のさらなる飛躍を後押ししてまいります。>
また、共同創業者・代表パートナーの大前創希氏も以下のようにコメントを押せている。
<ドローンファンド4年目の始動にあたり、ご支援いただいた皆さまに 改めて深く御礼申し上げます。これまで1号ファンド・2号ファンドから国内外40社以上のスタートアップへの投資を実行してまいりました。ドローンの機体を研究開発するハードウェアメーカーから、現場でのオペレーションを可能にするソフトウェアメーカーやサービスプロバイダー、さらには「ドローン・エアモビリティ前提社会」において必要不可欠となる要素技術を研究開発するスタートアップまで、全方位的なポートフォリオを形成しております。また過去1年間に限定すれば、慶応義塾大学における公開シンポジウムの共催(7月)、中国・深圳における千葉道場ドローン部合宿の開催(7月)、世界防災フォーラム2019におけるセッションの共催(11月)など、産業のエコシステム形成のために、投資先企業やLP投資家のみならず、公共セクターを巻き込んだ精力的な活動を展開してまいりました。特に私に関しては、投資先企業が拠点をおく国内各地や、マレーシア、アメリカ、ブラジルなど各国にも足を運び、現地で登壇の機会をいただくなど、投資先企業とのリレーション強化や外部と のネットワーク構築にも注力してまいりました。4年目も引き続き、投資活動のみならず、市場の拡 大や投資先の事業機会の創出に関しても幅広く支援して参ります。>
さらに新型コロナウイルス感染症にも言及し、次のコメントを寄せた。
<新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げますとともに、罹患された方々・ご家族の方々には心よりお見舞い申し上げます。 全世界が同じイシューに取り組むという人類史上かつてない事態にある今日、ドローンなどの自律的なロボティクスや、エアモビリティのようなパーソナルな移動手段が、次なるNew Normalな世界においてお役に立てる可能性を強く感じております。ドローンファンドは、今後も「ドローン・エアモビリティ前提社会」の実現に邁進してまいります。>