ソニー株式会社は、ドローンプロジェクト「Airpeak」の機体をオンラインで開催されているCES2021で公開した。この日公開されたのは機体の外観と映像で、ペイロードにはフルサイズミラーレス一眼カメラα(アルファ)を搭載可能という。α搭載可能機として世界最小ドローンとなる触れ込みだが、仕様などは基本的な飛行性能を含め公表されておらず、今後随時更新される見込みだ。
「新たな表現の可能性を追求しながらエンタテインメント市場への貢献」
ソニーは、AIロボティクス領域でドローンプロジェクトを推進しており、今春、具体的にドローン事業に参入することを昨年11月、公表していた。
参入第一弾、プロフェッショナル映像制作領域で、「映像制作クリエイターの創造力を余すことなく支援するため、ペイロードにはフルサイズミラーレス一眼カメラαを搭載可能としており高画質空撮映像を実現します」と表明した。また「ダイナミックな撮影や緻密で安定した飛行を可能とし、新たな表現の可能性を追求しながらエンタテインメント市場への貢献を目指します」と抱負を説明している。
ドローン事業について「展開します」とは表明しているものの、販売なのか、リースなのか、など事業内容については触れていない。
公表したニュースレターには「ソニーは今後もプロジェクトに関連する情報を継続的に発信するとともに、Airpeakを体験いただく機会を通じてドローンユーザーからフィードバックを得るプロフェッショナルサポーターの募集を2020年12月より開始しており、商品化に向けて共創活動を行っていきます。本プロジェクト情報はこちらのサイトで随時アップデートしていきます。」と説明しており、春に向けて事業の全体像が具体化することになりそうだ。
Airpeakのサイトはこちら:https://www.sony.co.jp/SonyInfo/airpeak/?j-short=airpeak




DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。