自動航行技術開発の株式会社自律制御システム研究所(東京、ACSL)は5月24日、すでに関係者の間で浸透している英文字表記のACSLを社名にし、「株式会社ACSL」と商号変更することを取締役会で決議したと発表した。6月24日開催予定の株主総会に会社として定款一部変更を提案し、株主の承認を受けて変更する。あわせて決算期も従来の3月決算から12月決算に変更する。
新社名となるACSLは、これまでも「自律制御システム研究所」の英文表記である「Autonomous Control Systems Laboratory」の頭文字「ACSL」として、機体名やロゴに使っている。関係者の間でも浸透している。また、同社はインド・シンガポールなどを中心に海外展開を強化する方針で、海外では漢字やカタカナよりも英文字表記のほうが浸透しやすいと判断、グローバル対応の意図もある。
一方、決算期の変更は、ACSLの売上が1~3月期に偏在することに関係する。4月開始の事業年度では1~3月は最終四半期となるため、業績の予想がたてにくい。この不便を解消するため、事業年度が1月からスタートするよう改める。