フォトグラメトリ―(SfM)のスイスPix4Dは6月9日、オンライン測量、建設現場モニタリング向けの新しいマッピングプラットフォーム「Pix4Dcloud」「Pix4Dcloud Advanced」の商用リリースを発表した。
「Pix4Dcloud」「Pix4Dcloud Advanced」はドローンで撮影した画像などから2Dマップや3Dモデルを生成するためのフォトグラメトリー(SfM)処理をするスタンドアロンクラウドソリューション。Pix4Dcloud Advanced は Pix4Dcloud の機能を拡張し、建設業界で要望の多い時系列モニタリングと精度向上ツールを搭載している。
Pix4Dcloud Advanced は、地上標定点(GCP)を含むプロジェクトをクラウド上で直接処理することを可能にした。「AutoGCPs」の機能に機械学習とコンピュータビジョンを組み合わせ、GCPの中心点をピクセルレベルの精度でほぼ瞬時に自動的にピンポイント認識するという。
またインタフェースを一新し、全プロジェクトとデータセットをドライブの1か所で管理できるようにした。プロジェクトと現場をその場で検索することができるようになったほか、マップビューではアノテーションとオーバーレイが自動的にグループ化される。グループ化されたレイヤーは1クリックで非表示にでき、複数のアノテーショングループを作成し、シンプルに整理することが可能となった。
フォトグラメトリーを手がけるスイス・Pix4D社は3月31日、ドローンマッピングの業界特化型の新しいソフトウェア「Pix4Dsurvey」、「Pix4Dmatic」、「Pix4Dinspect」、「Pix4Dscan」を開発したと発表した。Pix4DsurveyはCADとSfMの間を埋める役割を果たすなど、ユーザーの求める声に対応する。日本のユーザー向けに4月9日(木)16時から、WEB上でセミナーも開催する。
新たに開発したのは「Pix4Dsurvey」、「Pix4Dmatic」、「Pix4Dinspect」、「Pix4Dscan」で、「survey」は点群データをCAD形式に変換する。写真測量の時間を削減できる。「matic」は最新ドローンに対応したSfMソフトウェアで、写真から点群生成までの時間を短縮する。「inspect」と「scan」は点検解析の効率化に寄与する。
また土木、建設、鉱工業、地籍調査、工事設計・監理、公共事業などで活用されているPix4Dmapperも従来と比べ約20%高速化できるアップデートが行われ、現在「ver4.5」がダウンロード可能だ。
9日16時からのウェビナー(WEBセミナー)では、昨年設立された日本法人が日本のユーザー向けに、新製品を中心に説明するほか、Q&Aセッションも行われる予定だ。
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