フォトグラメトリ―(SfM)のスイスPix4Dは6月9日、オンライン測量、建設現場モニタリング向けの新しいマッピングプラットフォーム「Pix4Dcloud」「Pix4Dcloud Advanced」の商用リリースを発表した。
スタンドアロンのSfMクラウド処理ソリューション 時系列モニタリングも

「Pix4Dcloud」「Pix4Dcloud Advanced」はドローンで撮影した画像などから2Dマップや3Dモデルを生成するためのフォトグラメトリー(SfM)処理をするスタンドアロンクラウドソリューション。Pix4Dcloud Advanced は Pix4Dcloud の機能を拡張し、建設業界で要望の多い時系列モニタリングと精度向上ツールを搭載している。
Pix4Dcloud Advanced は、地上標定点(GCP)を含むプロジェクトをクラウド上で直接処理することを可能にした。「AutoGCPs」の機能に機械学習とコンピュータビジョンを組み合わせ、GCPの中心点をピクセルレベルの精度でほぼ瞬時に自動的にピンポイント認識するという。
またインタフェースを一新し、全プロジェクトとデータセットをドライブの1か所で管理できるようにした。プロジェクトと現場をその場で検索することができるようになったほか、マップビューではアノテーションとオーバーレイが自動的にグループ化される。グループ化されたレイヤーは1クリックで非表示にでき、複数のアノテーショングループを作成し、シンプルに整理することが可能となった。


DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。