一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月18~20 日に千葉・幕張メッセで開催予定だったメディア総合イベント「Inter BEE 2020(インタービー 2020)」の通常開催を中止し、オンラインイベントとして開催することを決定したと発表した。オンラインイベントの出展募集概要など詳細については、7月中旬に発表する予定という。
Inter BEEは、音、映像、通信などの技術を中心に、メディアとエンターテインメントに関わる幅広い事業者とイノベーションの祭典で、ドローン関係者が注目しているイベントのひとつ。2020年は11月18~20日に開催することを予定していた。
しかしJEITAなど主催者、関係者は開催概要決定後に感染が拡大した新型コロナウイルスの状況から、開催の適否を熟慮。今回「来場者、出展者ならびにInter BEEに関わるすべての皆様の安全を最優先に考慮し」(JEITA)通常開催を断念し、かわりにオンラインで開催することにした。オンライン開催については、公式 Web サイト「INTER BEE ONLINE」を活用する予定で、映像、音響、放送、通信の業界関係者が最新情報や、メディアとエンターテインメント関連産業の取り組み、試みを発信する予定だ。出展などの詳細は7月中旬に公表を予定している。
昨年2019年11月13~15日に千葉・幕張メッセで開催された「Inter BEE 2019」は、1158社が出展し、4万,375人が来場するにぎわいを見せた。
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とデジタルハリウッド・ロボティクスアカデミーは空撮作品コンテスト「Drone Movie Contest 2020」のグランプリと審査員賞の入賞者を発表した。グランプリには瀬戸内ドローンプロジェクトの「ASAKUCHI Fireworks display 2019」が選ばれた。9月29、30日に延期開催を予定しているドローンの大規模展示会Japan Drone 2020が予定通り開催された場合、入賞作品の上映と表彰式を行うことにしている。
このほか、「エイミー賞」に株式会社一旗の「DRONE×NINJA DAIJUJI ドローン×忍者~大樹寺~」、「伊藤賞」に石橋建氏の「KOH LIPE」、「猪川賞」に、瀬戸内ドローンプロジェクトの「ASAKUCHI Fireworks display 2019」が決まった。瀬戸内ドローンプロジェクトはグランプリとのダブル受賞となった。
また、齋藤英雄氏の「2019 JPKA ISE WAN CUP ~Japan Kite Racing First Round~」、向田隆氏の「終わりなき旅~山下財宝を探して~」、Marks Branding incの「佐渡―Sado Island-/Into Japan Nature」が最終審査まで入賞を競った。
コンテストでは写真家、映画監督のAIMY MORI氏、ドローングラファの伊藤広大氏、英語損門Webマガジン「PRONEWS」やドローン専門Webマガジン「DRONE」編集長の猪川トム氏、株式会社Dron e motionが審査員を務め、JUIDAの岩田拡也常務理事が監修した。
Drone Movie Contest 2020の受賞者は本来、2020年3月に開催予定だったJapan Drone 2020で発表される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために開催が9月に延期されたため、入賞者を3月に先行発表した。見直し案件が浮上したために審査を見直し、4月に入ってから改めて受賞結果を公表した。Japan Drone 2020が9月に開催される場合にはそこで表彰式が開催される予定だ。