ドコモ、Skydio 2向け「Skydio 3D Scan」の国内提供を開始 障害を回避しながら自動で目的最適化飛行

2021.06.30

 株式会社NTTドコモは、米SkydioのAIドローン「Skydio 2」向けの飛行支援ソフトウェア「Skydio 3D Scan」の提供を日本で始めた。建物など構造物を撮影するさい、障害物を避けながら、撮影の目的に応じた最適な飛行を自動・自律で可能にする。法人、自治体などへの提供を想定しており、提供を通じ産業へのドローン導入の促進と安全運用への貢献を目指す。ドコモが7月16日(金)~19 日(月)に開催する「docomo 5G DX MEETUP for business」に出展する予定だ。

Skydio拡張ソフト「AEF」で動作 「docomo sky」との連動で便利機能追加

Skydio 3D Scan で飛行中の Skydio 2

 「Skydio 3D Scan」は、Skydio 2で構造物の撮影をするさいに運用者を支援するアプリケーションで、5月に提供を始めた機能拡張ソフト「Skydio Autonomy Enterprise Foundation」(AEF)と連携させて利用する。3D仮想モデル作成、状況把握など、目的に応じた飛行や撮影の自動運用が可能になる。特にGPSの取得が難しい環境や複雑な構造物でも、機体の6つのカメラが取得したデータをもとに、障害物を回避して自動飛行をするなど本領を発揮し、安全な運用を支える。

 Skydio 3D Scanを運用するには、撮影対象の構造物について、上面、下面、幅など領域を指定する。そのうえで機体と構造物との距離や、撮影する写真の重なり具合(ラップ率)などを設定する。デジタル空間上に 3D仮想モデルを作成する場合は、構造物に接近して多くの写真を取得する。迅速な状況把握が目的のときには速やかに網羅する撮影をする。Skydio 3D Scan を使うことで、カメラの角度や機体の向きをドローン自身が自動調節しながら飛行する。また飛行エリアを設定すれば、機体は該当エリアから外に出ないように飛行するため安全な運用を支える。設定もシンプルで、産業へのドローン活用の促進が期待できる。

 さらに、ドコモの飛行管理プラットフォーム「docomo sky」の AI解析機能、3D構築ソフト、ビューワーと使うと、飛行軌跡上から詳細画像を確認することもできる。

 ドコモは100%子会社である株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(東京)を通じSkydio 社に出資している。Skydio 3D Scan提供に先立ち、2020年から日米で技術検証を繰り返し、改善点を秘術開発に還元してきた。今回、日本で最初の Launch Partner として6月28日に取り扱いを始めた。7月7月16日(金)~19 日(月)にはドコモが開催する「docomo 5G DX MEETUP for business」にSkydio 3D Scanを出展する予定だ。

docomo 5G DX MEETUP for business ホームページはこちら 

Skydio サービスサイトはこちら

Skydio 3D Scan の概要
Skydio 3D Scan の飛行軌跡。黄➡青➡紫の矢印の順で規則的に飛行
パイロットによる手動飛行。約 11 分/785枚タイムラプスを用い 1 秒 に1 回、シャッターを切る設定で撮影
Skydio 3D Scan による自律・自動飛行。約 6 分/193 枚。主導に比べ短い時間、少ない枚数の撮影で目的を果たした、
操作画面イメージ。撮影前の設定では、構造物の領域を指定し、ラップ率を調整することでバッテリー残量などを踏まえた撮影が設定できる
Skydio 3D Scan で撮影した画像のひび解析。富士フイルム株式会社の「ひびみっけ」を利用
Skydio 3D Scan で撮影した画像のサビ解析。Automagi 株式会社の「AMY INSIGHT」を利用
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