人を乗せて飛ぶドローン“空飛ぶクルマ”の開発を手掛けるテトラ・アビエーション株式会社(東京)が、「マンガでわかる! 空飛ぶクルマ」を刊行した。小中学生向けに航空機の歴史や空飛ぶクルマの開発について紹介している。
マンガでは空の移動や航空機開発の歴史、空飛ぶクルマがもたらす利点、テトラの開発した機体、将来展望などを、小学校5年生のドローンが趣味の女の子と同級生の男の子を主人公にしたストーリーの中で解説している。ストーリーの中で主人公の2人がテトラの中井佑代表らを訪ね、空飛ぶクルマの実用化で渋滞解消や環境課題などの解消につながる説明を受ける。
マンガを刊行したテトラは100㎞を30分で移動する1人乗りのeVTOLなどの開発を進めており、購入予約も始めている。
テトラは「このマンガで理解が進み愛着が広がればうれしいと思っています」と話している。企画・制作は株式会社ポプラ社、編集協力は株式会社サイドランチ。B5判、オールカラー96ページで1100円(税別)
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【マンガ概要】 「マンガでわかる!空飛ぶクルマ」 発行日:2022年3月11日 判型:B5判/オールカラー/96ページ(表紙除く) 発行:テトラ・アビエーション株式会社 制作:株式会社ポプラ社 制作協力:株式会社サイドランチ
2020年2月に米国で開催された航空機開発コンペ「GoFly」のファイナルで、世界各国の参加チームから唯一、受賞チームとなった日本の空飛ぶクルマ開発ベンチャー、テトラ・アビエーション株式会社(東京)が、高校生以上の学生向けに、空飛ぶクルマの見学会を企画した。中井佑代表やメンバーが開発経緯を説明したり、質問に直接、答えたりする。空を飛ぶうえで重要な保険について、表に出ない話も含めこの企画のスポンサー、東京海上日動が説明し、質問を受ける。定員は10人。希望者は9月17日までに申し込みを。急げ。(申し込みはこちら)
テトラ・アビエーションは2018年に創業した、空飛ぶクルマなどeVTOLの開発を手掛けるベンチャー企業。GoFlyでの受賞以降、次期機体を開発中だ。
見学会を企画したのは、テトラが新型コロナウイルスの影響で学生向けのワークショップ、インターンシップが軒並みなくなってしまったと耳にしたことがきっかけ。
テトラは「ささやかながらわたくしたちができることとして、2030年に空飛ぶクルマを活用する世代である学生さんに、空飛ぶクルマといわれるeVTOLに触れられる機会として見学イベントを開催します。当日はコンペで飛行した実機も見られます。科学技術に興味ある学生さんの質問に答えたり、進学も踏まえ興味関心に答えたりします。東京海上日動火災保険さんからも飛行機にまつわる保険についてもお話しいただきます」と話している。
当日は中井佑代表やテトラのエンジニア、学生インターンが参加。進学や就職を含めてさまざまな質問にも答える。
主催者からの情報 【イベント内容】 ・代表の中井や弊社メンバーから空飛ぶクルマの開発経緯・機材説明 ・スポンサーの東京海上日動火災保険さんから、表にはあまり出てこない航空機の保険について、 我々がどのように支えていただいているのかを解説してもらいます。技術者ではなくとも、技術を支えるお仕事は多々あることを知っていただけたら幸いです。 ・空飛ぶクルマに興味がある方 ・科学技術に興味がある方 ・ベンチャー企業に興味がある方 であれば楽しんでただける内容にしたいと考えています。 性別・国籍を問いません。 抽選で10人の方に限られますが、ご応募お待ちしております。 ■日時:2020年9月22日(月曜・祝日) 13-15時 ■場所:埼玉県戸田市(武蔵野線・埼京線 武蔵浦和駅からバスで15分) ■募集定員:10名(高校生・高専生・専門学校生・大学生限定) ※当選された方にのみ詳しい場所をお伝えします。 <注意事項> 本人のみ参加。保護者の同行は不可。 マスクの着用必須。(距離を保てる場合にはマスクを外してもらって構いません) メディア取材の写真に写る可能性があります。 現地集合現地解散、交通費は各自ご負担ください。 連絡はメールで行います。 当日学生証を確認するので持参してください。 お申し込みはこちらから。 https://sites.google.com/tetra-aviation.com/factorytour/ 締め切り:2020年9月17日 参加できる方のみに9月18日までにご連絡します。
Drone Fund(東京)は、5月24日空飛ぶクルマの開発を手掛け、国際コンテスト「GoFly」参戦中のテトラ・アビエーション株式会社(東京)に、Drone Fund 2 号(正式名称:千葉道場 2 号投資事業有限責任組合)から出資を実施したと発表した。テトラも同日、第三者割当増資により約5,000万円を調達したと発表している。テトラへの出資者にはDrone Fundのほか、Incubate Fund、TomyK(代表:鎌田富久氏)などが名を連ねているという。
テトラ・アビエーションは、一人乗りの空飛ぶクルマ「teTra」を開発している東大発スタートアップ。米ボーイング社が中心となって複数年にわたって開催中の個人用飛行装置の国際コンテスト「GoFly」に参戦中で、2018年6月の第1ステージでは世界95カ国から参加する全3000チームの中から世界TOP10入りをしたことで注目された。2019年3月の第2ステージも突破し、現在は2020年3月開催予定の最終ステージである飛行審査に向けて、1/1サイズ(実機と同じ大きさ)の試作機の製作を進めている。最終ステージではマンションやビル相当の高さを飛行し、審査では実際の飛行や機体の完成度に加え、ビジネス面も評価対象となる。
Drone Fundは、「ドローン前提社会」や「エアモビリティ社会」の実現を目指し、空飛ぶ車の研究開発チームや海外投資にも力を入れている。テトラ・アビエーションはGoFlyで実績を残す実力があり、開発している1人乗りエアモビリティには有事のさいに救急車よりも先に医師が現地にたどり着ける可能性に道を開くなど将来性に期待ができることから、今回の出資となった。
Drone Fundは「出資を通じて、空飛ぶクルマの開発を促進し、エアモビリティ社会の実現に向けた動きを加速させることを目指します」とコメントしている。
GoFlyコンテスト公式サイト:https://goflyprize.com/
■テトラ・アビエーション 概要
社名:テトラ・アビエーション株式会社
代表者:代表取締役 中井佑
設立:2018 年6月1日
事業内容:空飛ぶクルマ「teTra」開発
ウェブサイト:https://jp.tetra-gofly.com/
■Drone Fund 概要
ドローン関連のスタートアップに特化したファンドとして2017年6月に千葉功太郎氏が設立。「ドローン前提社会」「エアモビリティ社会」の実現を目指しグローバルに投資している。
正式名称 :千葉道場ドローン部 2 号投資事業有限責任組合
運営会社 :鎌倉インベストメント株式会社
代表者:千葉功太郎代表パートナー、大前創希代表パートナー
所在地 :東京都港区芝公園 3-1-8 芝公園アネックス 6F
設立:2018 年 8 月
事業内容:ドローン、エアモビリティ関連への投資及び協業支援
ウェブサイト :http://dronefund.vc