センシンが情報セキュリティの国際規格認証取得 ドローン産業にも対策機運 

2021.02.03

 株式会社センシンロボティクス(東京都渋谷区)が、1月30日付で情報セキュリティマネジメントシステムの国際標準規格「ISO/IEC27001:2013 / JIS Q 27001:2014」の認証を取得したと発表した。情報セキュリティの重要性が高まるにつれ、情報関連産業で取得が一般的だったセキュリティ認証取得が、ドローン 関連産業でも取得し機運が高まりそうだ。

クオリティソフト、ミライトなど取得済み 情報管理がドローン産業の必修科目化

 センシンによる「ISO/IEC27001:2013 / JIS Q 27001:2014」の取得は、情報セキュリティの管理体制の品質が、国際標準化機構(ISO)が発行する国際規格に適合していることを第三者機関に認められたことを示す。ドローンは今後、点検、送料など情報取得を前提にした運用が進むと考えられ、取得したデータに厳密な管理が求められる。たとえば石油化学プラントの点検をドローンで実施する場合、高精細画像は厳密な管理が必要となる。このため、ドローンを情報取得に関わる方法で運用する事業主の間に、規格取得機運が高まる可能性がある。

 すでに取得している企業もある。調査、測量、GISなどの関連事業を手掛ける日本海航測株式会社(金沢市)は2015年に取得。株式会社okicom(沖縄県宜野湾市)、株式会社ミライト・テクノロジーズ(大阪市)なども取得済みだ。クオリティソフト株式会社(和歌山県西牟婁郡白浜町)は、2017年に取得したのに加え、クラウドサービス固有の情報セキュリティ規格である「JIP-ISMS517-1.0 (ISO/IEC 27017:2015)」も2020年に取得するなど、セキキュリティ武装を強めている。今回のセンシンロボティクスの取得が、他の企業の取得の呼び水になる可能性もある。

 少子高齢化を背景とした作業のデジタル化も、実現のカギを握るのは、技術開発とともに、セキュリティ対策であるとみられており、ドローン産業に対しては、認証取得が社会の要請として突き付けられる可能性がある。

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