ハイブリッド型ドローンを手がける株式会社エアロジーラボ(AGL、大阪府箕面市)は農業用機械の機械製造を手掛ける小橋工業株式会社(岡山県)、FNS系列のテレビ愛媛、株式会社テレビ宮崎、株式会社テレビ長崎など引受先とする総額1億2000 万円の第三者割当増資を実施したと発表した。
小橋工業、テレビ愛媛などが引き受け

発表したのは4月23日。資金調達は、高性能機体の設計製造、搭載するテクノロジーの研究開発、社内体制強化が目的で、ハイブリッド型ドローンの次世代機の開発と製品化を進める。
次世代機はエンジン、ジェネレータ、パワーマネジメント技術のすべてを国産化したハイブリッド・パワーユニットを搭載する。これにより従来機を大幅に上回るペイロードと飛行時間、航続距離を実現する。事業としては、機体販売に加え、メンテナンス、運航受託、保険、ドローンスクール、プログラミング教育なども展望する。また生産体制も量産前提の体制を確立。小橋工業との提携で、一般市販用製品の開発・製造を目指せる体制を構築できる。
AGLは昨年(2019年)11月、岡山県和気町内で最長30.3キロ、標高差が380メートルの区間を補助者無し目視外で航行する配送実験に参加している。

DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。