今年も御殿場の空をドローンが舞う季節がやってきた。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム(代表、古谷知之教授)は、ドローンの飛行展示会「第3回富士山UAVデモンストレーション」を11月3日(水・祝)に、御殿場市総合体育施設陸上競技場、体育館(静岡県御殿場市)で開催する。陸上競技場ではドローン関連の企業10組がデモフライトを披露し、この10組を含む21組がドローンの機体や関連技術を展示する。入場は無料だ。空模様次第で、雄大な富士山とドローンの共演を目に焼き付けるチャンスだ。
「富士山UAVデモンストレーション」の開催は2019年、2020年に続き3回目。開催地である御殿場市が共催し、南関東防衛局が後援する。400mトラック8コースを備える陸上競技場のフィールドの上空をドローンが飛行するデモフライトと、体育館に機体の実物やドローンの個性や性能を引き出す関連技術を展示する展示会で構成する。出展者は21組で、そのうち10組がデモフライトを披露する。
デモフライトでは国内外の機体がそれぞれの個性を競う。重量のある荷物の運搬用の機体の開発で知られるサイトテック株式会社、ハイブリッドドローンの開発で知られる株式会社エアロジーラボなどが今回、デモフライトに初登場する。海外メーカーの話題機を含め、回転翼機、固定翼機、VTOL機が登場する予定で、“飛びざま”を肉眼でとらえる好機となりそうだ。また午前11時から予定されている開会式にはMCとしてドローン芸人として活躍中の谷プラスワンさんが登場する予定だ。
デモフライトに登場する10社を含む、21社が展示ブースを設ける。デモフライト機の質感を確かめたり、担当者と情報交換をしたりすることができ、飛行展示会ならではの濃い情報交換が可能な機会となりそうだ。
また、機体の個性を高める企業の展示も注目だ。GISソフトウェアで知られる米Esri社の国内総代理店ESRIジャパン株式会社、フォトグラメトリーと地理空間ソフトウェアを世界で展開するスイスPix4D社の日本法人など話題企業が出展する。米Skydio社との連携で基地局点検などへのドローン活用を急拡大させている株式会社NTTドコモは資料展示にとどまるが、機体、関連展示ともにチェックしておきたい。
3日のデモンストレーションと展示会の入場は無料だ。
■イベント開催概要
日程:2021年11月3日(水・祝)10:00~17:00 ※展示会は雨天決行
場所:御殿場市陸上競技場(静岡県御殿場市茱萸沢658−4)、御殿場市体育館(茱萸沢670−1)
主催:慶應義塾大学SFC研究所・ドローン社会共創コンソーシアムUAVデモンストレーション実行委員会
共催:御殿場市
後援:南関東防衛局
公式サイトはこちら
■出展予定事業者(敬称略/順不同)
・菱田技研工業株式会社
・エアロセンス株式会社
・イエロースキャンジャパン株式会社
・(株)イデオモータロボティクス
・株式会社エアロジーラボ
・有限会社森山環境科学研究所
・Pix4D株式会社
・ジオサーフ株式会社
・株式会社WorldLink&Company(SkyLink Japan)
・有限会社ボーダック
・株式会社ジェピコ
・株式会社空撮技研
・サイトテック株式会社
・エアロファシリティー株式会社
・株式会社トプテック
・株式会社ドローンママ
・ESRIジャパン株式会社
・株式会社リヴィングロボ
・株式会社NTTドコモ
■デモフライト実施予定企業(敬称略)
・株式会社空撮技研
・ジオサーフ株式会社
・有限会社森山環境科学研究所
・エアロセンス株式会社
・株式会社ドローンママ
・株式会社イデオモータロボティクス
・イエロースキャンジャパン株式会社
・株式会社WorldLink&Company
・サイトテック株式会社
・株式会社エアロジーラボ
慶應義塾大学SFC研究所・ドローン社会共創コンソーシアムが11月3日に静岡県御殿場市で開催するドローンの飛行ショー「富士山UAVデモンストレーション2020 in 御殿場」の出場チームが固まった。企業や研究機関など10組がデモフライトに臨み、6組も機体や関連プロダクトを展示する。最大航続50分の大型機「ALTA-X」や、日本向けにカスタマイズされたAIドローン「Skydio J2」、独自に作られた機体などが集う。米大統領選の投票日であり、日本の誇るスーパーアイドルグループ「嵐」が無観客ライブ「アラフェス2020 at 国立競技場」を配信する日でもあるなど巨大イベント目白押しの祭り一色の文化の日は、御殿場ではドローンの話題機が秋空を彩る。
今回のUAVデモンストレーションは、西に富士山をのぞむ御殿場市陸上競技場を会場に開催される。御殿場市が共催し、当日は400mトラック8コースを備えるグラウンドで、上空40mまでの空域を、10組が持ち込むドローンが飛行姿を見せる。これまで展示会の陳列や、フライトゲートでのホバリング、ネット上の広告や動画などで関心を集めた話題機や珍しい機体が空を舞う、いわばドローンの航空ショーだ。
屋内展示会場も準備され、フライトに登場した実機を間近で確認したり、担当者から説明を受けたりできる。フライト参加チームとは別の6組も機体や関連プロダクトを持ち込む予定で、関心の高い来場者には、目の前で実物を確認できる機会となる。
なお、新型コロナウィルス感染拡大対策のため、観覧者は全員、検温、アルコール消毒、マスク着用、観覧同意の意思確認を受ける。観覧希望者は事前登録が必要で、観覧席から見ることになる。
https://uav-demonstration.jp/
出場機のバリエーションは多岐にわたる。
株式会社イデオモータロボティクス(東京都府中市)は米Freefly Systems社の重量級大型機「ALTA-X」で当日に臨む。最大積載可能重量が15.9kg、無負荷時の最大飛行時間50分という飛行性能や、高性能GPS、オープンソースのPX4フライトコードを採用した拡張性のあるシステム、3重化されたIMUをもつフライトコントローラー、折りたたみ可能で、防塵防雨対策が施されたフレーム、可変安定機構を備えた33インチ大型プロペラなどが話題を集めた機体だ。
日本の機体制御技術をリードする株式会社自律制御システム研究所(千葉市)は、同社の主力機「PF-2」で日本の底力を見せ、ジオサーフ株式会社(東京都大田区)は、スイスsensFly社のマッピング向け固定翼機「eBee」の新型機「eBee X」を披露する。インフラの設備点検などを手掛ける株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(大阪市)は、米Skydio社のAIドローンに磨きをかけた日本仕様の機体、Skydio J2を持参して会場入りする。
株式会社空撮技研(香川県観音寺市)は、空撮専門業者が撮影のさいに頼る係留装置、「ドローンスパイダー」を、DJIの Phantom4をフライトさせながら、飛行する機体を一定のテンションでつなぎとめる暴走防止機能の真価を見せつける。千葉県君津市にある広大なフィールドで多彩な機体の飛行実績を多く積むDアカデミー株式会社(神奈川県横浜市)はフランスParrot社のDiscoの編隊飛行などを予定。火山観測を実施した株式会社HEXaMedia(埼玉県川口市)や、さまざまな機体開発を手掛けている徳島大学制御工学研究室が披露するオリジナル機体も見逃せない。
スタイリッシュで活用の範囲が拡大しているVTOL機も登場する。有限会社森山環境科学研究所(名古屋市)がスイスWingtra社の「WingtraOne」を、株式会社WorldLink & Company(京都市)がドイツWingcopter社の「Wingcopter」を、それぞれ飛ばす予定で、スタイリッシュな外観や飛行スタイルが来場者の目をひきそうだ。
また慶応義塾大学はこの夏、藤沢の海岸の安全確保の活躍したDJIのMatrice300 RTKを、Flying Beach Guardians仕様としてフライトさせる計画だ。
出場チームや登場する機体、デバイスは以下の通り(10月30日現在) <デモフライト&展示(50音順)と飛行させる機体など> ・株式会社イデオモータロボティクス(東京都府中市) Alta-X(米Freefly Systems社) ・株式会社空撮技研(香川県観音寺市) 係留装置ドローンスパイダーとPhantom4(DJI社) ・慶應義塾大学 Matrice300 RTK(DJI社,Flying Beach Guardians仕様) ・ジオサーフ株式会社(東京都大田区) eBee X(スイスsenseFly社) ・株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(大阪府大阪市) Skydio J2(米Skydio社) ・株式会社自律制御システム研究所(千葉県千葉市) PF-2 ・Dアカデミー株式会社(神奈川県横浜市) Disco(フランスParrot社、編隊飛行)、Matrice300 RTK(DJI社) その他小型VTOL機 ・徳島大学制御工学研究室(徳島県) オリジナルHEX機(RTK-GPSによる飛行経路再生)、 オリジナル倒立型ダクト機 ・株式会社HEXaMedia(埼玉県川口市) オリジナル機(大型マルチコプター ・有限会社森山環境科学研究所(愛知県名古屋市) WingtraOne(スイスWingtra社) ・株式会社WorldLink & Company(京都府京都市) Wingcopter(ドイツWingcopter社) <屋内展示(50音順)> ・一般社団法人アジア総合研究所(東京都) 中国RichenPower社の農薬散布機 ・合同会社アドエア(京都府京都市) ドローン用パラシュート ・株式会社ジーエスワークス(東京都) GNSS受信機、PPK処理ソフト ・合同会社スカイブルー(愛知県岡崎市) ドローン用ガード ・株式会社D-eyes(大阪府堺市) ドローン搭載高性能カメラ ・有限会社ボーダック(埼玉県吉川市) オリジナル 2.5m VTOL機、産業用VTX <開催概要> 開催日:2020年11月3日(火・祝) 時 間:11:00~17:00 場 所:御殿場市陸上競技場(静岡県御殿場市ぐみ沢670-1) 入場料:無料 主 催:慶應義塾大学SFC研究所 ドローン社会共創コンソーシアム 共 催:御殿場市 ※観覧の申し込みは以下の富士山UAVデモンストレーション2020のホームページから https://uav-demonstration.jp/2020/10/14/uav2020/
ドローンの空を舞う様子を見せる展示会「UAVデモンストレーション」が今年も11月3日に静岡県御殿場市の御殿場市陸上競技場で開催されることが公表されました。主催する慶應義塾大学SFC研究所・ドローン社会共創コンソーシアムが現在、出展者を募っています。出展料は今回に限り、無料です(!)。参観者は晴れていれば富士山を背景にした飛行風景を拝むことができます。過去2回に多くの反響を呼んだ名物企画に出展するなら、この機会を検討してみては。また、ドローンに関心がある方はぜひ参観を!
UAVデモンストレーションでは、機体は陸上競技場のフィールド(トラック)内を離発着し、フィールド上空を飛びます。出展者1組あたり原則、20分が割り当てられる予定で、割り当てられた時間内はフィールド上空を専有的に飛ばすことができます。会場にはマイク、デフィスプレイが用意され、カメラがとらえた映像を投影したり、出展者が説明したりすることもできる予定です。参観者は観客席(エリアは現在検討中)からその様子を見学します。当日は、インターネットを通じた動画配信も計画されています。
そのほか出展ブース(3000mm✕3000mm 程度の屋内スペースと、1800mm×600mmの長机、椅子等を用意)を準備し、これも無償で貸与されます。飛行させる機体を来場者に間近で見せたり、説明をしたりすることができます。屋外機、大型機がフィールド上空を舞うと同時に、屋内機、小型機を展示ブースで出店し、ドローンへの感度の高い参観者に展示することが可能です。
UAVデモンストレーションは2018年に、慶応義塾大学ドローン社会共創コンソーシアムが、飛行展示による社会受容性の醸成を実践する目的でスタートしました。企画した同コンソーシアムの南政樹副代表は「ドローンがのびのびと大空を飛んでいる様子やミッションをしっかり実行する姿をみて、無人航空機の可能性を感じてもらうことが、社会的受容性を醸成するために必要」と話しています。
第1回は神奈川県藤沢市の鵠沼海岸で、第2回は御殿場市「馬術・スポーツセンター」で開催され、それぞれ個性ある、中にはここでしたフライト風景を間近で見ることができない機体が飛ぶ姿を参観者、見物客に披露してきました。今回は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い開催時期を調整し、11月に開催することになりました。
9月29、30日には千葉・幕張メッセで大型展示会「Japan Drone 2020」が開催され、100組内外のドローン関連事業者がプロダクトやサービスを持ち寄ります。最新情報を交換しあうカンファレンスも開催されます。会場内のブース、フライトエリア、カンファレンスで感じたドローンの可能性を、11月の「UAVデモンストレーション」で確信に切り替える機会になりそうです。
■UAVデモンストレーション公式サイトはこちら。
以下に主催者が発表した今回の開催要領を引用します。
<今年の出展条件を以下の通りとします>。 ・出展は無料です(2021年度からはドローン社会共創コンソーシアムの会員企業(幹事・一般)は無料、それ以外は有料)。 ・出展者の製品告知や紹介などビジネスの場としてご活用いただけます。ただし、外部への告知などでイベントを紹介刷る際には、主催者は「慶應義塾大学ドローン社会共創コンソーシアム」である旨、必ず記載して頂くように御願い申し上げます。 ・どのような内容を展示されるかは各出展者の裁量とします。できる限り魅力的に見られる展示を心がけてください。 ・機材の運搬等に掛かる費用、デモフライトに掛かる人件費などはすべて出展者が負担してください。 ・主催者は御殿場市陸上競技場を離発着地点として提供いたします。その上空(DID地区外)で飛行するための調整(国土交通省航空局への飛行申請は人・モノ30m、イベント上空を取得します。危険物搬送や物件投下については個別にご相談ください)を行うと共に、出展ブース(3000mm✕3000mm 程度の屋内スペースと、1800mm×600mmの長机、椅子等を用意)を無償貸与いたします。 ・出展者には持ち時間として「20分」の間、上空を専有的に使っていただきます。陸上競技場トラック内・トラック等はご自由にお使いいただけます。観覧席ならびにトラック横にいる観客の皆さんによく分かるようなデモンストレーションを実施してください。 ・会場内で使えるマイクを用意します。操作画面や飛んでいる様子を捉えたカメラ画面に投影できるようHDMI入力できるディスプレイを準備いたします。また、ネットへの配信も予定しております。 ・デモ時間以外は、展示ブースで来場者への対応を御願いいたします。
2019年 富士山UAVデモンストレーションに関する情報
http://agora-web.jp/archives/2041682.html
汎用マシン「キングフィッシャー」を公開! 「富士山UAVデモンストレーション」開催
2018年 湘南UAVデモンストレーションに関する情報
https://drone-journal.impress.co.jp/docs/special/1130760.html
最新鋭機や軍用ドローンの飛行風景を観覧できる「富士山UAVデモンストレーション2019」が9月22日、神奈川県御殿場市の御殿場市馬術・スポーツセンターで開催される。「UAVデモンストレーション」は昨年6月、神奈川県立湘南海浜公園で初開催され、江の島を背景にフライトする様子が話題になった。今年は会場を富士山の裾野の移し、ドローンと名峰との共演が期待される。
※追加:降雨、強風などの理由で屋外でのフライトができない場合には、屋内でのフライトと機体展示を実施する。
「UAVデモンストレーション」は、空を飛ぶドローンが最も真価を発揮するフライト中の様子を広く公開する目的で、昨年初開催された。日本では初めて一般公開される機体のフライトや、江の島を背景にしたフライトシーンが話題を呼んだ。
主催は慶応義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアムなどが組織する無人航空機デモンストレーション実行委員会。御殿場市が共催し、防衛省南関東防衛局が後援する。会場は馬術競技でナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点に指定されている御殿場市馬術・スポーツセンター。「天高く馬肥ゆる秋」のことわざが似合う季節、会場で、昨年の江の島に代わり、富士山がフライトを彩る。完全自律のドローンが、人馬一体ならぬ、人機一体のフライトも見どころとなりそうだ。
現時点でNEトラジェクトリー、株式会社J.ドローン、キングフィッシャー、フジ・インパックの出展が決まっており、軍用機のフライトがみられるほか、著名メーカーのフライトも調整中という。
観覧は無料。事務局は観覧希望者に、荒天に伴う中止連絡などのためフォームでの事前登録を呼びかけている(参加申し込みフォームフォーム)
■概要は以下の通り
・開催日時:2019年9月22日、11時00分~17時頃
・会場:御殿場市馬術・スポーツセンター(御殿場市仁杉1415-1)
・問い合わせ:御殿場市未来プロジェクト課(0550-82-4349)
・主催: 無人航空機デモンストレーション実行委員会
(慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム)
・共催:御殿場市
・後援:防衛省南関東防衛局
※以下、追加情報
なお、降雨、強風や、天気が崩れる恐れがある場合などの対応は、出展者、主催者が協議のうえ、当日の状況に合わせて弾力的に判断する。屋外でのフライトデモンストレーションができない場合は、屋内馬場でのフライトデモンストレーションと、本部棟内での機体展示に切り替える。