ハイブリッドドローン開発の株式会社エアロジーラボ(大阪府箕面市)は、200分飛行し続けることができる新モデル「AeroRangeG4-S」を開発した。本体を一体成型することで軽量化を果たし、飛行性能の向上を実現させた。6月26日に千葉市の幕張メッセで開幕する「JapanDrone2023」で展示する。点検、測量、警備、災害対応、物流など産業用途で活用されることを見込んでいる。
AeroRangeG4-Sは、外寸が1280mmで重さは12.3㎏。軽くて強いCFRPの一体成型で2㎏の計量化を実現した。最大で7㎏を積める。最大飛行時間は200分と、従来の同社の主力モデルAeroRangeQuadの140分から大幅な拡大となった。積み荷が4㎏の場合の最大飛行時間は90分、5㎏の搭載で60分だ。
同社は今年3月に大阪市内で設立10周年記念パーティーを開催し、谷紳一CEOがあいさつの中で「AeroRangeG4-S」の開発に言及していた。ハイブリッド機をめぐっては国土交通省が長時間飛行の実証実験を行うなど注目が高まっている。