株式会社ORSO(東京、坂本義親代表取締役社長CEO)は6月6日、予告していたDRONE STARの新モデルを発表し、同日13時に販売を開始した。対応アプリの配信もはじまった。新モデルは「DRONE STAR PARTY(ドローン・スター・パーティー)」。15歳以上が対象で、ひとつあればスマホユーザー4人まで参加できるゲームができパーティーが盛り上がる。機体は前モデルからバッテリー、飛行アシストなどがアップデートされた。メディア向け発表会にはタレントの林家ペー&パー子夫妻、美容アップデートで知られる水沢アリーさんが駆け付け、50.5gの工夫いっぱいの機体に感心しながら「郷ひろみさんに遊んでほしい」、「はっはー」、「ティム・クックさんとアップデートについて語りたい」と、一見カオスで、しかしながらにぎやかに楽しむ精神で貫かれたトークで新モデルの魅力や楽しさを紹介し、ピンクな会場を笑いに包んだ。
発表会の会場は、イメージキャラクターである林家ペー&パー子さん夫妻の衣装カラー、ピンクを基調としたポスターが華やか並んだ。ポスターには商品名の「PARTY」の前に「ペ~」があしらわれ、読み方に「ドローンスター(ペー)パーティー」と(ペー)が添えられて、イメージキャラクターとの一体感と、キャラクターの持つ派手でにぎやかでゆるいいじり感が演出された。それに気づいた出席者がその部分を指でさす様子もみられた。
発表会はORSO DRONE STAR事業部の高宮悠太郎部長が、新モデルDRONE STAR PARTYの機体を飛ばしながら入場するところから始まった。「手元のスマホでコントロールできます。手を放してもホバリングし続けます」と実演した。6年前に発表したDRONE STAR 01の進化版で、機体の飛行時間は5分から7分に、バッテリーは交換可能に、水平方向への飛行アシストがついてホバリングが可能になり、プロペラガードがついた。100mm × 120 mm × 45 mmの機体1台、バッテリー、充電ケーブル、ガイド、消耗品のパッケージで税込み24200円だ。
DRONE STAR PARTYは屋内向けで、スマホアプリと連動させて楽しむ。楽しみ方は複数用意されていて「ホバリングチャレンジ」は、付属のARマーカーを機体搭載のカメラで捕捉し続けた時間でスコアを競う。スマホ画面にうつしだされるドローンカメラが撮影した画像を見ながら、画面上のコントローラーで機体を操作する。
また4人で遊ぶパーティーゲーム「イス1か所くぐって戻ってくる」は、決められた時間内の操作をプレーヤー以外の参加者が判定し、合算スコアを競う。4人が参加する場合、親プレーヤーのスマホ画面に現れるQRコードを他のプレーヤー3人が読み取ればいい。プレーの順番もアプリが決めるため、すでにゲームがはじまった感覚を得られる。ゲーム中にポイントランキングも表示されるなど盛り上がる工夫が満載だ。
高宮氏は「面倒な操作は一切なくおうちでパーティーゲームに集中できます。DRONE STARは引き続き楽しみながら学ぶ新しい体験を創造して参ります」と製品を説明した。
商品説明後にはスペシャルトークセッション準備された。タレントの林家ペー&パー子夫妻、美容アップデートで知られる水沢アリーさんが登壇し、にぎやかなトークを繰り広げた。
ペーさんは「東洋のラスベガス、赤羽出身の林家ペーでございます。ドローンってトンボの大きいのかなって思ってたら小さかった。これ50g?肉が50gだとこんなものですよね。小さいですよね。素晴らしい。これをプレゼントしたい人? 郷ひろみさんです。ぼくよく知ってるんですよ。向こうはあまり知らないと思いますけど。なにしろひろみさんはエンターテインメントの権化ですから、ぜひエンターテインメントなこのドローンを楽しんでいるところを見てみたい」と余談をまじえながら話した。ペーさんが話している途中、パー子さんが「はっは~、や~だ~」とはしゃぎ声をあげながら、カメラで登壇者や会場の様子を撮影していた。
20回の“美容アップデート”を公言している水沢アリーさんは、司会からDRONE STAR PARTYを誰と楽しみたいか問われ、「(米Apple社最高経営責任者の)ティム・クックさんですね。私はアップデートが趣味。アップル社もアップデートの速度がすごいじゃないですか。遊びながらアップデートについて語りたい」と脱線モードを予感させる回答を披露した。
事前収録された、3人がDRONE STAR PARTYを試した映像が投影されたところで、司会から実際に使ってみた感想を問われると、ペーさんが「楽しいです。ゲームは基本的に4人がベターだと改めて思いました。麻雀も4人です。でも難しいですね」と発言。司会が(映像では)「ちゃんと飛ばしておられました」とたたみかけると「いやいや、あれは王貞治さん(元プロ野球選手、ダイエーホークス会長)と同じ5月20日生まれの高宮さんにやっていただいたたんですよ」と裏話を暴露した。
その後は予想通りのカオスな展開となった。
司会:DRONE STAR PARTYは6年ぶりに見た目、サイズ、性能などアップデートされました。水沢さんも中学2年からアップデートを繰り返しておられるということですが(ペーさんが「え~!!」と絶叫)感想は?
アリーさん 「私もようやくここまできました。今バージョン20です。6年ぶりなのでホントはバージョン21でみなさんの前に出たかったのですが、なじませるのに時間がかかるので20のままできました。とくに鼻を大きめにアップデートしています」
(パー子さん終始撮影、「はっは~」も連発)
司会:お鼻、見入ってしまいました」
アリーさん 「先生が喜びます」
司会:今後は何をアップデートしたいですか
アリーさん 「ここまで来るとあとは中身が大事だなと。世界平和を語りたい」
司会:ペーさんにアップデートをおすすめするとしたら何?
アリーさん 「ペーさんはもう最終形態だと思っています」
ペーさん 「あの、すみません、アップデートって、彼女のための言葉ですか? (会場に)皆さん知ってましたか?」
アリーさん 「今後はパー子さんのとった写真の写真展をやってほしい」
ペーさん 「余談ですけど写真のために倉庫を借りてるんです」
アリーさん 「現像してるんですか?」
ペーさん 「現像って言葉、いまでもあんの?」
司会:そんなDRONE STAR PARTYですが
(会場「どんな」)
司会:アリーさんは企画会社の社長もしておられます。DRONE STAR PARTYをPRするとしたらどんな動画を作りたいですか?
アリーさん 「予算がいっぱいあれば芸能人をいっぱい出したい。大御所から小物まで集めて数で勝負」
司会:改めてDRONE STAR PARTYはどんな人に遊んでほしいですか
ペーさん 「え?なんですか?」
司会:どんな人に…
ペーさん 「ジャパーン。郷ひろみさん」
アリーさん 「私はベッドで生活しているおじいちゃん。おうちで飛ばせるから、外に出られない人ともコミュニケーションがとれそうなので一家団欒したいです」
司会:いいお話。素晴らしいですね
アリーさん 「親孝行ですね」
終始会場をどよめかせたあと3人は隣の会場に移動し、プレーする様子を披露した。発表会に居合わせた参加者も使い勝手を確かめた。
DRONE STAR PARTYは期間限定でイメージキャラクター、林家ペー&パー子さん夫妻とのコラボコンテンツが楽しめる。製品の仕様や詳細はDRONE STAR公式サイトで確認できる。
ORSOが同日発表したリリースは以下の通りだ。
ITサービス開発とトイドローン製品や教育教材などの開発を手掛ける株式会社ORSO(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:坂本義親、以下ORSO)は、2023年6月6日(火)に、”お家で飛ばせる”最新ドローン「DRONE STAR PARTY」の発表会を実施いたしました。
〇スペシャルゲストに林家ペー・パー子夫妻、水沢アリーさんが登場!
発表会では、新製品「DRONE STAR PARTY」の発表に伴い、スペシャルゲストの林家ペー・パー子夫妻、水沢アリーさんより、「DRONE STAR PARTY」を使用してみた感想や、ドローンで撮影してみたいことなどトークセッションを実施しました。
イベント概要
■名称 :「DRONE STAR PARTY」記者発表会
■日時 : 2023年6月6日(火)11:00~12:30
■会場 : 株式会社ORSO B1F「463ラウンジ」
■出演者 : 株式会社ORSO DRONE TAR事業部 部長 / ドローンレースパイロット 高宮悠太郎(たかみや ゆうたろう)
■ゲスト : 林家ペー・パー子夫妻、水沢アリーさん
〇「DRONE STAR PARTY」について
ORSOでは、2017年4月に、重量僅か18gのカメラ付きドローンと、お部屋で学べる操縦アプリとして「DRONE STAR 01」を発表し、これまでに様々な遊び方の提案をしてまいりました。「DRONE STAR 01」は、飛行時間が約5分、バッテリーの交換ができない内蔵式だったものに対し、本日発売の新製品「DRONE STAR PARTY」は、飛行時間が約7分とより長くなり、さらにバッテリーも交換可能になりました。また、飛行アシストは高さに加えて水平方向のアシストが追加され、より安定したホバリングを実現しました。15歳以上のどなたでも、安心してお家で飛ばせるドローン、それが「DRONE STAR PARTY」です。
〇「DRONE STAR PARTY」製品情報
●発売日:2023年6月6日(火)
●希望小売価格:24,200円(税込)
●販売パッケージ:ドローン1台 / バッテリー3本(充電ケーブル3本) / クイックリファレンスガイド / 交換用消耗品(交換用プロペラ4枚 ※1セット / 予備クッション)
●公式ホームページ:https://www.dronestar.jp/
〇「DRONE STAR PARTY」アプリ
●ドローン操作の難しさはアプリが解決
最大4人で楽しめるパーティゲーム「DRONE STAR PARTY」が登場しました。このアプリは、全て自動的にゲームを進めてくれるため、みんなで楽しく遊べます。ただし、1人では遊べないため、2人以上4人以下のスマホを持った友達と一緒にゲームを用意しましょう。「DRONE STAR PARTY」では、QRコードを使って簡単に参加でき、プレイヤールーレットで次に操作する人を決めたり、自動的にポイントランキングが表示されます。面倒な操作は一切なく、家で思いっきり楽しめるパーティゲーム、それが「DRONE STAR PARTY」です。
●主なゲームモード
・ 初めての飛行体験
・ ホバリングチャレンジ
・ フリーミッション
「DRONE STAR PARTY」アプリは、「DRONE STAR 01」と同じく、初心者でも簡単にドローン操作を学べる<初めての飛行体験モード>や、ドローンカメラ映像を見て操縦する<フリーミッション>、ARマーカーを活用したゲーム形式の練習ができる<ホバリングチャレンジ>もバージョンアップして搭載されています。
●配信日:2023年6月6日(火)
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/drone-star-party/id6448650426
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.orso.dronestarparty
林家ペー・パー子夫妻によるゲーム体験の様子
林家ペー・パー子夫妻は、ドローンスターパーティのゲームを体験し、小さなドローンがしっかり飛ぶ様子に驚いて興奮していました。夫妻は自分たちのカメラでその様子を何度も撮影していました。また、小学生やカップルと一緒にゲームを楽しみ、さまざまな年代の人々が一緒に遊べることを実感しました。林家ぺーさんは、形状と回転方向が違う2種類のプロペラが巧みに回転して飛行するドローンの仕組みに興味津々でした。
〇DRONE STARとは
「DRONE STAR」は、ドローンとスマホアプリを連携させ、楽しみながら学ぶ新しいコミュニケーションを提案するプロジェクトです。2016年にドバイで開催されたドローンレース世界大会に日本代表として参加した高宮悠太郎を中心に運営されています。「DRONE STAR」はアプリのブランド名で、利用者の中から新たなスターが生まれ、新しい可能性を広げることを目指しています。2017年には、室内で楽しく学べるアプリ「DRONE STAR」と、対応機体「DRONE STAR 01」をリリースしました。このアプリは、スマホの画像認識とAR技術を活用し、操縦者の技能をスコア化する機能があり、ドローン資格認定学校などで活用されています。2018年には、教育現場でのICT教育を推進するためにドローンプログラミングアプリ「DRONE STARプログラミング」をリリースしました。全国各地の教育現場とともに研究開発を行い、創造的課題と動画撮影が可能になり、論理的思考を育むアプリとして注目されています。
DRONE STAR公式ホームページ: https://www.dronestar.jp/
※画像は開発中のイメージです。実際のサービスでは変更される可能性がありますので予めご了承下さい。
※リリース記載内容は報道発表日時点の情報であり、随時変更の可能性がありますので予めご了承下さい。
※iPhone、iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の登録商標です。
※iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
※App Storeは、Apple Inc.のサービスマークです。
※Android、Google Playは、Google Inc.の商標または登録商標です。
※DRONE STARは、日本および他の国々で登録された株式会社ORSOの登録商標です。
※画像は開発中のイメージです。実際のサービスでは変更される可能性がありますので予めご了承下さい。
(以上)
株式会社ORSOについて
株式会社ORSOは、「テクノロジーとクリエイティブで、ユーザー体験をデザインする会社」として、サービスを使う方々の思いや意図を利用シーンと共にデザインし、ゲームを始めとするスマートフォンを活用したサービス立案や、ソーシャルゲーム等のグラフィック制作、大学病院等と連携したヘルスケアアプリ、コロナ禍におけるドローン・IoT分野の「みんなの体調ノート」等、様々な分野でユーザーファーストな体験を提供しています。
ORSOホームページ: https://www.orso.jp/
株式会社ORSO(東京都千代田区、坂本義親代表取締役社長)が、DRONE STARの新モデルを6月6日に発表すると予告した。DRONE STAR公式サイトには発表までのカウントダウンが表示されていて、関係者の期待が高まっている。初代モデルはゲーム感覚のアプリと18gの超軽量機体「DRONE STAR 01」などで構成され、画期的な商品として話題を独占した。学校や塾、予備校といった教育現場を中心に楽しみながら操縦が学べる教材としても高く評価されていて、6年ぶりの新モデルはドローン事業者、教育、IT関係者などから関心を集めている。
DRONE STARの公式サイトには5月下旬、「DRONE STAR NEW PRODUCT Coming soon」と関係者の好奇心を刺激するコピーと、発表までの残り時間が表示された。新モデルの概要には触れていないものの、「楽しみながら学ぶ、新しい体験。」のコピーから「楽しさ」の開発哲学を受け継ぐことが予想されている。
初代モデルが発表されたのは2017年4月で、自宅で操縦トレーニングを楽しめる画期的なコンセプトが話題を集めた。スマホでアプリを起動させ、画面越しに18gのミニドローン「DRONE STAR 01」を飛ばす操作が基本。起動方法から解説した「チュートリアルモード」、機体の位置を空中で保つホバリングの腕前を測定してスコア化する「ホバリング検定」、画面に現れるソフトクリームを避けるゲームを通じて技能向上を図る「ソフトクリームパニック」など、ゲーム感覚で操縦の基本が身につくことが評判を呼んだ。
この当時(2017年4月)はドローン普及の掛け声が高まった時期にあたる。国交省航空局が一定の基準を満たした民間のドローンスクールを「講習団体」と呼びホームページで初公表したのが2017年6月1日で、DRONE STAR発表の2か月後だ。この6月1日は、ドローンに取り組むスタートアップに資金を供給する産業特化型のベンチャーファンド「DRONE FUND」が発足した日(設立の発表は前日の5月31日)にもあたり、ドローンの普及で重要な、人材育成、産業振興の段階を押し上げる大きな節目を演出した。
6年後の現在は昨年(2022年12月)の改正航空法施行で「レベル4」飛行を可能とする要件が制度化され、制度の一環として制定された操縦に関わる国家資格の交付も進むなど、難易度の高い利活用への取り組みが進む。専門化や高難度化の機運が高まる中、ドローンの担い手となるすそ野を広げるための環境整備の必要性も生じていて、新モデルへの期待に直結している。
新DRONE STAR発表は6月6日。カウントダウンがゼロになるまであと少しだ。
ITサービス開発とドローンの利活用を推進する株式会社ORSO(東京都千代田区、坂本義親代表取締役社長)は8月10日、全国の小学生とその保護者など親子を対象に、クイズに答えながらドローンのプログラミングを学べるオンラインイベントを開催すると発表した。参加すると、クイズに答えながら学べ、それぞれの回答をふまえたレポートも自動で作られて、それをダウンロードできる技術を備えている。夏休みの自由研究対策に手が回っていない場合には、救世主となる可能性がある。開催日は8月20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土)、29日(日)で、各日よも3つの時間枠がある。10日に予約受付を始めた。参加は1組5000円(税込み)。友達親子と同時に2組以上申し込んだ場合に割引が適用される。予約URLはこちら(https://reserva.be/dronestar)。まずは、夏休みの宿題リスクの危機を救い、その流れで学びをおもしろくする改革へまい進する。
《ファミ研》はORSOが、家庭での自由研究向けに開発した教育サービスで、参加者は、自身が使えるパソコン(またはタブレット)と手持ちのスマホで参加できる完全オンライン型ワークショップ。自宅や滞在場所に居ながら参加でき、特定の会場に出向く必要はない。
参加者はワークショップにPCからビデオミーティングシステムZoomを通じて参加する。スマホをコントローラとして使い、4択クイズなどに親子でチャレンジする。約60分のワークショップ終了後には、時間中のそれぞれの回答から「自由研究レポート」を自動で作成してPDFとしてダウンロードできる。参加者はこのレポートを有効活用できる。この技術はORSOが特許出願中だ。
ORSOは、ドローンの利活用推進に精力的で、操縦などについて「楽しみながら学ぶ」を追求した教材を開発、提供してきたことでも知られる。坂本義親社長も東京大学で「東大ドローンプロジェクト」の講義を受け持ち、この2年間はオンラインで実施。その中でも「オンライン上で、もっと楽しく双方向でコミュニケーションができないか」を追求し続けており、その成果を《ファミ研》としてカタチにした。
《ファミ研》では、どこかに集まることが当たり前だった「学び」を、それぞれの場所に居ながらネットワークに接続すればできることが当たり前、に構築し直した。オンラインを前提とした、双方向のコミュニケーション、視覚化、クイズ、ルーレット抽選など娯楽性や分かりやすさを盛り込み、従来の対面のみで行われていたドローンのプログラミング飛行体験を、参加者各自が使えるスマホコントローラのソフトウェアの上で体験できるようにするなど、新しい体験をオンラインですべて完結するように組み立てたところが最大の特徴だ。《ファミ研》の活用で、座学がエンタメ体験になり、実験がソフトウェア上で「再現(シミュレート)」体験になるようにしたという。
ORSOは「集まらないとできない実験からの解放や、実験機器の費用削減、また準備なしですぐに開始できる即日性など、スマホコントローラによる体験と再現を通じた《ファミ研》の学びには、様々なメリットがあります」と話している。
ORSOは今後も、体験と再現を通じた《ファミ研》の学びを共創できる企業・団体を随時募集する方針だ。
【「親子で体験!ドローンプログラミングを知ろう!初級編」の概要】 ■開催期間:2021年8月20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土)、29日(日) ■開催時間:各日3部制(11時~、14時~、17時~) ・11時の部:11:00〜12:00 ・14時の部:14:00〜15:00 ・17時の部:17:00〜18:00 ■定員:毎回100名(先着順) ■参加費:5,000円(1組、税込) ※原則子供1人、保護者1人の2人1組。兄弟や友達家族を誘い合わせて別の組を作って参加する場合、2組目以降は1組3000円(税込)。友達家族も含めて2組分購入した場合は総額8000円(税込)で、1組あたり4,000円(税込)と1組あたりの1000円(20%)の割引が適用される ■参加対象:小学校1年生〜6年生 ■開催方法:ビデオミーティングシステムZoomを使用 ■準備 ①Zoom(https://zoomy.info/manuals/what_is_zoom/)が使用でき、カメラが付いているPCまたはタブレット端末 ②ウェブブラウザが使用できるスマートフォン ③インターネット接続環境 ※通信費用は参加いただく方のご負担となります。 ■申込サイト:https://reserva.be/dronestar ○共創希望の企業・団体はこちら https://orso-x-sensing.tayori.com/f/famiken ※共創企業向け体験会のスケジュールは追って連絡
ロボット事業を手掛けるヒトロボ株式会社(仙台市)が、ドローンを使ってプログラミングを学ぶ「ドロミングラボ」の運営開始を表明した。「ドロミングラボ」は株式会社ORSO、ブルーイノベーション株式会社が開発し、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が監修したジュニア世代向けの教育事業で、JUIDA認定スクールが提供する。ヒトロボがドロミングラボ提供スクールの第1号となる。
ヒトロボはJUIDA認定スクールとしてドローンスクールHito-Robo Academyを運営している。ジュニア向けの「ドロミングラボ」もその一環で運営される。講師をつとめる千葉亮一氏は、JUIDAが動画配信形式で開催した「認定スクールフェスタ」に、ORSO執行役員・IoT・ドローン事業本部ビジネスデベロップメントグループ長の坂本弘樹氏、ブルーイノベーション常務の那須隆志氏とともにトークセッションに登壇し、抱負や期待について語り合った。
トークセッションの中でブルーイノベーションの那須氏は、ドロミングラボがドローンのプログラミングによる自動飛行体験を通じて、論理的思考や想像力を育み、IT経験を積ませることを主眼に置いたカリキュラムであることを説明。「供給の少ないIT人材の育成に貢献したいと思っています。またIT社会に子供がついていけるか、ITに仕事が奪われるのではないか、と子供の将来に対する親御さんの不安を解消するようすすめたいと考えています」と述べた。
ヒトロボの千葉氏は、ドロミングラボ導入のきっかけについて、「認定スクールを運営しつつ、フットサル場なども運営していて、ドローンに興味をもつ方の多さを実感して導入を決めました。デジタル化への対応力を身に着けることにもなると考えています。子供たちの想像力を大切にしていきたいです」と抱負を述べた。
カリキュラムやアプリケーションの教材開発をしてきたORSOの坂本氏は、カリキュラムについて、利用者の成功体験をつくることに力を入れていると説明した。その中で坂本氏は「ORSOは以前から小中学生に体験授業をしてきました。その中で成功体験を得た子供たちが目を輝かせるし、大きく成長することが分かっています。このカリキュラムでもそこを大切にしています。どの成功に満足するかは持っている知識や能力によって異なりますので、シンプルにくみあげるモードもあれば、分岐命令や変数を使うバージョンなどを用意して、身に着けた力あわせられるようにしています」と工夫のポイントを解説した。
また、「ドローンをアプリで設定した通りにリモートで飛行させる体験をすることで、未来の産業に貢献できるのではないかという思いもあります」と、将来のIT人材の育成を視野に入れいていることも明かした。
対談の中では、教材の内容のデモンストレーションを披露。ORSOの坂本氏が四角くうずまきを書くように飛ばす、という課題を例に、工夫のしどころやおもしろさを紹介すると、ヒトロボの千葉氏も「この四角くうずをまくように飛ばす課題は、とても創造性豊かなプログラム。参加者はそれぞれのレベルで引き込まれます。力をつけてきたらその時点で新しい工夫のしどころもみつけられるので、楽しみながら知見や技術を身に着けることができると思います。ほかのプログラムもおもしろいのでぜひ参加してほしい」と訴えた。
ドロミングラボは2019年の秋に、ジュニア向けプログラムとして開発の方針が公表されていた。体制が整い、今回具体的に導入に踏み切ることになった。
子供向けプログラミング教室は全国で増えつつあり、ドローンスクール「ドローン・オペレーション・サービス・アライアンス(DOSA)」を運営する株式会社ダイヤサービス(千葉市)も、ドローンを使った子供向けプログラミング教室「StedRO」を運営し、独自に編集したテキストが好評だ。奈良女子大学付属中等教育学校(奈良市)では国語の授業の一環でプログラミングを指導する中でドローンを取り入れるなど、学校の教育現場にドローンを取り入れる動きが出始めている。
一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は10月28日、JUIDA認定スクールが一堂に集まり交流を深める「認定スクールフェスタ」を開催し、8月1日時点で1万人を突破した会員数が、10月1日現在で10725人にまで拡大したことを報告した。また認定スクールの新規事業につなげる取り組みとして、小中学生向けのドローン操縦とプログラミングのカリキュラムと、インフラ点検のカリキュラムを年内に展開する方針を表明した。このほか革新的な活動をしたスクールを表彰し、山梨県の小1女児行方不明事件の捜査に協力したスクールに感謝状を授与した。
フェスタでは、地域との密接な関係を土台とした事業を創出するなど新たな取り組みをしたアイオス・無人航空機スクール(三重県四日市市)、豊臣ドローンスペシャリスト育成スクール(静岡市)、ドローン エンジニア ラボラトリー(茨城県高萩市)の3校を表彰。3校の代表者が登壇し、取り組みを紹介した。
このうち「ドローン エンジニア ラボラトリー」は、高萩市の伝統ある小中学校が廃校になったことをうけて跡地を市の委託もあって改装、再生し、スクールを運営するほか、キャンプイベントとあわせた取り組みを展開。この様子は民放の経済情報番組でも取り上げられた。フェスタ前日にはドローンサッカーの大会も開催し、地域の盛り上げに貢献している。
また山梨県道志村で起きた小学生女児がキャンプ場で行方不明になった事件では、自衛隊からの連絡をうけたJUIDAの捜査協力要請に対し、MIRISE DRONE SCHOOL(神奈川県小田原市)、秋葉原ドローンスクール(東京)、Dアカデミー関東埼玉校(埼玉県川越市)が協力。3校に感謝状が授与された。
またJUIDAの今後の取り組みについて、事務局長の熊田知之理事が、従来の「市場創造」、「教育事業」、「安全対策」の“3つの柱”に「社会貢献」を加えると述べた。
「市場創造」の一環として、JUIDAが監修したインフラ点検カリキュラムや、ジュニアプログラミングカリキュラムを近く展開する方針を表明し、「社会貢献」活度の一環として自衛隊との包括災害防災協定を締結したことなどを紹介したほか、写真提供サービスの株式会社アフロ(東京)や、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(東京)などとの協業実勢や方針を紹介し、今後も積極的に協業に取り組む姿勢をアピールした。
新たなカリキュラムとして紹介されたジュニアプログラミングについて、株式会社ORSO、ブルーイノベーション株式会社が登壇して、小中学生対象の操縦・プログラミングカリキュラム「ドロミング ラボ」を開発したことを紹介。JUIDA監修のうえで近く、展開する方針を表明した。
「ドロミング ラボ」については事業説明会を開催する予定で、第1回が、11月12日(火)13~15時、第2回が11月26日(火)、それぞれ株式会社ORSOのDRONE STARラウンジ(東京都千代田区内神田2-4-6 WTC内神田ビル1階)で行われる(問い合わせはドロミングラボ事務局=080-3464-8264=まで)。
また、インフラ点検についても、ブルーイノベーションがスイスFliability社の球体ドローン「ELIOS」を活用したカリキュラムを開発しており、JUIDA監修のうえで近く展開する方針だ。
このほか創設から1年を経たドローンスクール37校を表彰した。
JUIDAの鈴木真二理事長が近年のアピソードをまじえてあいさつ。「今年は水害が多く、ご苦労されていると思います。自分も福島のロボットテストフィールドの所長でもあって、開所式に向かう当日に体験をしました。その日午後6時すぎ、仙台から常磐線で原ノ町まで向かう途中、雨がひどくなり午前7時半、山下駅で信号が赤にかわり電車が止まり、そのまま5時間、列車にとどまることになりました。車内泊も覚悟していたらタクシーを手配してくれて、目的地まで送り届けてくださったということがあります。実はこのタウシーでの移動も、道路の冠水で、途中までいっては引き返し、を繰り返してたどり着いた経緯があります。空飛ぶクルマが早く出現してほしいな、と実感した次第です」と話した。
来賓として登壇した内閣官房小型無人機等対策推進室の長崎敏志内閣参事官は、「日本のドローンの取り組みはすべて、2015年に首相官邸の屋上で不審な機体が発見されたところからはじまるという特異な経緯をたどっています」と日本の特殊性を説明したうえで、内閣官房の取り組みとして「3年後に内閣官房にできたいわゆるドローン室ができ、この7月からは体制を見直し、テロ対策に加え、利活用を業務に追加することになりました。中でもレベル4をどう実現させていくのか、がミッションで、今年度中に環境整備を進める」と決意表明。「新しいルールづくりは大変であることを実感としています。ドローンスクールのみなさんにも現場の課題や役所への要望をきかせて頂ければうれしく思います」と述べた。
国土交通省航空局安全企画課の英浩道課長も「改正航空法からまもなく4年。空域として、方法の二つを柱として安全の許可・承認。申請件数は1か月4000件になっています。新たに、飲酒禁止、飛行前点検必須、衝突予防、危険飛行禁止を定めました。まだドローンに対して、社会的に懐疑的な方々もいる。ルールを守ることで社会受容性を高めていきたいと思っています」と話した。
表彰式や説明会のあとの交流会では株式会社アマナビの児玉秀明社長が乾杯を発声。ステージのスクリーンには、同社が前日に納品したばかりという、姫路城の幻想的な風景を切り取た映像が投影され、参加者がその美しさに息をのんだ。