豊田市とSkyDriveがドローン協定 災害時の機体提供、物流事業支援で相互協力

2021.06.29

 豊田市(愛知県)と、空飛ぶクルマ開発に取り組む株式会社SkyDrive(東京)は、新たなドローン協定を締結したと発表した。協定は「物流ドローンの災害時活用及び社会実装促進に向けた協定」で、SkyDriveは災害のさい救援物資配送などのために、同社が開発した輸送用ドローンを提供する。豊田市もSkyDriveの物流事業を支援する。物資運搬を通じ、市民の安全確保を模索する。

ドローン活用で市民の安全確保を模索

 協定を締結したのは6月25日。災害時には豊田市の要請に応じ、SkyDriveがドローンを提供するなどして豊田市の災害対応力の強化を図る。SkyDriveの平時の事業化も豊田市場が支援する。両者で実証実験を行うなどで社会実装を促す。

 SkyDriveは豊田市内にR&Dセンターやテストフィールドを構えるなど、豊田市と関係を深めている。山間地域の災害対策として、2020年12月には豊田市、愛知県と孤立集落への物資運搬を想定した「災害物流訓練」も進めてきた。今回の協定締結で、災害時の機体提供と、事業支援などの祖語協力関係を強化する。

■太田稔彦・豊田市長

 豊田市の災害対応力の向上や、物流ドローンの社会実装の促進に向けた連携の強化につながる本協定を締結できますことを大変うれしく感謝申し上げます。豊田市は市域に広大な山間地を有しており、災害時には、多くの箇所で土砂災害が発生する危険性を抱えております。災害時に空路での輸送手段を確保できることは、孤立集落への支援を検討する上で重要であり、物流ドローンを豊田市の災害対応力の向上に活用していきたいと考えています。また、本協定の締結を機に、災害以外の様々な分野での利活用についても両者一体となって模索し、地域課題の解決に向けて、より一層、力を入れて取り組んでまいります。

■福澤知浩・SkyDrive代表取締役CEO

 豊田市様からは創業以来、『新産業創出へ向けた「空飛ぶクルマ」開発に関する連携協定』の締結をはじめ、弊社の開発拠点のご提供など様々な形でご支援いただいております。この度、新たな協定締結により、豊田市で生まれた物流ドローンを活用して市民の皆さまに貢献させていただくスタート地点に立てたことを、大変うれしく思います。災害は起こらないに越したことはないですが、有事の際にも物流ドローンを活用して迅速に物資供給を行う仕組みを整え、より安心して暮らせるまちづくりの一助になればと思います。また、都市部と山村部がバランスよく存在する豊田市で、様々なユースケースを実証していくことにより、物流ドローンの価値をより一層高めてまいります。

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