ドローンを使った芸が持ち味のドローン芸人・谷プラスワンさんが、貯金箱にドローンでコインを入れる“ドローン貯金”にチャレンジする動画でYouTubeのチャンネルで公開しました。不要不急な課題に真剣に取り組む姿が笑えます。動画を前に、ご自宅で谷さんにチャレンジしてみては?
えー、不要不急と申しましたが、いずれこの技術が必要となる事態が起きないとも限らないじゃないですか。ドローンの操縦技能向上には役立ちます、はい。なによりも、室内で過ごすことが奨励される今こそ、取り組める娯楽でもあるわけで、例の感染拡大防止にも大いに役立つわけです。・・・と、正当化してみても、笑っちゃいます。いまこと笑いは善だ!
動画は「おうちですごす」がテーマです。部屋にいる谷プラスワンが元気よく、「こちらの貯金箱に入れたいと思います!」と宣言をするところからスタートして、小さなドローン(Parrot MAMBO)をホバリングさせて、Grabberと呼ばれるマジックハンドで、コインをつまみまして、そして、ブタさんの貯金箱に、寄って、寄って、寄って・・・。あとはぜひ、動画を見てください。メイキングも含めて2分ちょっとです。
外出を控えなければいけない事態になったからといって、ドローンの重要性が消えてしまうわけではなさそうです。むしろこの事態にさなかで、配送、散布、監視と縦横無尽に活躍している事情を伝える報道もあります。(「DRONE“ドローンとコロナウイルス。危機から機会へ”」 )
谷さんは、「おうちでマイクロドローン練習」の動画も公開しています。自粛は委縮じゃないようですね。
仏Parrot社のコンシューマ市場から撤退観測が関係者の間で広がっている。「Mambo Fly」のスタッフライター、Signe Brewster氏もTwitterでParrotがミニドローンMamboの生産を終了し、コンシューマ市場からの撤退をはじめていると記している。産業向けを強化すると見方が強まっている。
Signe Brewster氏のTwitterによれば、Parrot Mamboの在庫がAmazonのようなECサイトの在庫が乏しくなっているという。Manboは日本でもイベントでの体験会などに広く活用されてきたため関係者にはなじみが深く、すでに同様の書き込みも見られる。
現時点ではParrotからの正式なアナウンスはないが、同社のサイトに公開されている2019年第一四半期の経営報告書には、2018年11月23日のプロシューマードローン事業の再編に伴い、約100人の人員整理を行い、コマーシャルドローンとソリューションに焦点を絞ったと記載されている。
そして、ANAFI Thermalに代表されるプロ用のオールインワンドローン・サーマルイメージングソリューションなどで、産業向け市場を強化していく考えとみられる。さらに、2020年の初めには、軽量でハイテクな偵察能力を提供するクアッドコプターを米軍に提供する計画も明記されている。
ウェブメディアThe Vergeの記事によれば、コンシューマ向けドローン市場は、約4分の3のマーケットをDJIが独占しているという。Parrotは、2018年3月の時点で、すでに明確な商用ドローン市場への事業シフトを発表していたが、Parrot のような老舗のドローンメーカーであっても、コンシューマ市場の奪還が困難であることを再認識させることになりそうだ。