ドローンエンジニア養成塾第8期開幕 ランディ・マッケイ塾長「ArduPilotは世界一多く使われているオープンソースのドローンシステム」

2019.10.30

  ドローン・ジャパン株式会社(東京都千代田区)は10月27日、広く公開されているオープンソースコード、ArduPilot(アーデュパイロット)を活用してドローンのシステムを開発する人材を養成する「ドローンエンジニア養成塾」を、長野県軽井沢町で開講した。20人が参加し12月下旬までの講座で技術を磨く。

「ドローンはシステムであると理解を」春原久徳氏

キックオフで講義をするドローン・ジャパンの春原久徳会長

  10月27日のキックオフは、軽井沢町の風越公園で開催され、ドローン・ジャパンの春原久徳会長、塾長のランディ・マッケイJapan Drones株式会社社長が登壇し、ドローンソフトウェアエンジニアの養成の必要性や、ArduPilotの特徴、有用性などについて概観した。

  最初に登壇したドローン・ジャパンの春原会長はソフトウェアのエンジニアが不足している状態であることについて、データを示しながら説明したうえで、「ドローンは機械というよりもシステムであると理解したほうがいい」と、システム開発がドローンにとってきわめて重要であることを強調した。

  そのうえで、フライトコードを理解することが「いったんは」重要であるということ、ドローンが最先端産業であるといわれることがあるが「技術が進んだ、ということよりもフライトコントローラーのプライスが安くなって普及したことが広がった背景」であること、ドローンプログラミングとは、大きくは機体制御、機体管理、情報処理の3つのことを示すということなどについて順を追ってていねいに説明した。

  さらにフライトコントローラーが自律移動にとって重要な背景と果たしている役割や、中でもドローンが自分の位置を推定することの重要性と、そのために必要なセンサーの種類などについて解説を加えた。

ArduPilotの特徴は「柔軟性、信頼性、オープン」 ランディ・マッケイ塾長

映像をみせながらArduPilotの特徴について説明するランディ・マッケイ塾長

  続いて登壇したランディ・マッケイ塾長は、「ArduPilotは世界一多く使われているドローンシステムで、マルチコプターだけではなく、クルマ、ボート、サブマリンなどでも使われている。サポートしてくれている企業は現在56社になり、日本でもドローン・ジャパン株式会社のほか、イームズロボティクス株式会社(福島県福島市)、エンルート株式会社(埼玉県朝霞市)などがある」と存在感が高まっている状況を紹介した。

  またArduPilotの特徴について「柔軟性が高いので、さまざまなFCをサポートできる。信頼性が高く、バグが少ない。オープンなので、だれでもいつでも使える」の3点を指摘した。

  このあとデモンストレーションなども実施。受講生は今後、選択したコースごとにドローンのエンジニアとしての腕を磨く。

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