ブルーイノベーション、出光の製油所点検で大幅時短、コスト圧縮

2020.09.17

 ブルーイノベーション株式会社(東京)が、生産設備点検の実績を積み重ね続けている。9月16日には石油精製大手、出光興産株式会社(東京)の北海道製油所で、検査会社の日本工業検査株式会社(神奈川県川崎市)とともに、設備のダクト内部や煙突内部を点検し、時間短縮などの成果をあげたと発表した。点検にはスイス・Flyability社製の球体ドローン「ELIOS2」を使用。ダクト内点検では、通常なら1日がかりの作業範囲を30分で仕上げたという。

ELIOS2でダクト内、煙突内を点検 1日がかりの範囲も30分で

煙突内点検時の映像

 ブルーイノベーションによると、出光興産北海道製油所でのドローンを使った点検は6月と7月に行われ、作業時間の短縮、コスト削減、点検品質の確保などの成果を得たという。

 具体的には、ダクト内壁で剥がれの有無などを確認する点検では、通常であれば作業員が1日がかりで作業する範囲をELIOS2で30分に短縮し、煙突内点検でも、ゴンドラを使って2~3日かがりで作業する範囲を半日で終えるなど時間を短縮。費用も百万円単位で削減できたという。またELIOS2の映像が鮮明なため、付着、剥がれなどの状況が肉眼での確認と同じように分かったという。

 撮影後すぐに、専用ソフト上で不具合箇所の大きさの確認や、赤外線での熱検知の映像を確認でき、発熱の状況が把握できました。

 ELIOS2で撮影した映像は専用ソフトで解析をすると、AIが不具合箇所を自動検知し、不具合個所の大きさなど状況も把握できる。必要に応じ、点検個所の立体模型を作ることもできる。

 ブルーイノベーションは2018年6月からの約2年で、工場、発電所など100以上の現場で屋内設備点検の実績を積み重ねている。作業員に重労働を強いる狭い場所、暗い場所、足場を組むなど準備に費用、時間がかかり安全への注意に配慮が必要な高所、有毒ガス発生リスクのある場所、酸素欠乏のリスクのある場所などの点検に、ドローンの導入による危険回避、重労働からの解放、コスト削減を提案していく方針だ。

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