【Japan Drone 2021】Dream Onが空飛ぶクルマ疑似体験マシン ドローン議連も歓声

2021.06.21

 有志団体Dream On(東京)が展示した、空飛ぶクルマの乗車感を味わえるアトラクションが体験希望者の記入欄が続々と埋まる人気ぶりだった。プロペラが取り付けられた一人乗りの電動のクルマに、VRゴーグルをつけて座りこむと、まるで空飛ぶクルマに乗っているような感覚を体験できる。体験垢の利用者が次々と「おお」「すごい」などと声を上げることから、そばにいた来場者の関心を引き、あっという間に体験希望者が続出するいわば「行列のできる」展示となった。

高精細3Dマップと加速度と風でリアルな動きを再現

 Dream Onは空飛ぶクルマ開発を目指す有志団体CARTIVATORが改名した未来の手繰り寄せを目指す有志団体。Japan Droneの会場では、プロペラがとりつけられた一人乗りの電気自動車を中心に設置し、そのわきにディスプレイを据えた。外見のかわいらしさいウルマが目を引くが、味わいどころは乗車体験だ。

 クルマに乗り込み運転席に座り、VRゴーグルを装着すると、視界が展示会場から、都心のビル屋上に駐車中のクルマの運転席に座っている光景に切り替わる。空飛ぶクルマから見える風景を映し出していて、ウィンドシールド越しに、いまいる(ようにみえる)ビル屋上の端が見え、その向こうに都心の風景が広がり、ビル群がつくる地平線が左右にのびる。画面の上半分は空だ。

 やがて空飛ぶクルマによる空中ドライブがはじまる。空飛ぶクルマがするすると前進しビルを離れると、視界は窓越しに空中をみmることになる。眼下に都心のビルを見下ろし、都心の上空を進む感覚が味わえる。太陽の光が差し込む様子や、その光が川面に反射する様子もリアルだ。快適なドライブ体験で、いわゆる絶叫マシンではない。

 リアルな画像は3Dマッピングされた高精細な東京の三次元地図で実現した。VRの映像が動くことで、ゴーグル装着者がまるで実際に動いているような感覚を味わえるのだが、体に感じる進んだり、曲がったりする感覚は、映像だけで与えられているものではない。乗り込んだ車は映像にあわせて実際に、1~2メートル程度の前進・後退を繰り返して加速度を感じさせ、体が感じる空気の流れも風を送り出して再現していた。

 視察に訪れていた自民党の山際大志郎ドローン議連(無人航空機普及・利用促進議員連盟)事務局長は体験乗車を終えると「これはいい」「たのしい」と感心するようにクルマを眺めながら感想を述べていた。同行した議員も次々に乗り込み歓声をあげていた。

 Dream On共同代表の中村翼さんは、「空飛ぶクルマにのった感覚を五感で体験していただきたくてつくりました。コンテンツは三菱電機との共同制作で、風況データの利活用サービスを実装しました。どのように風況を捉えて安全に飛ぶのか、を体感できるようにしました」と話す。

 Dream Onはこの空飛ぶクルマ体感マシンを、7月の開所が予定されている未来生活体験のテーマパーク『FLEX Park(フレックスパーク)』に再現することを考えている。“未来へのタイムマシン”の実現を掲げて活動するDream Onは今後も次世代に残せる技術の開発に取り組む。なお団体名の「a」と「e」を入れ替えるとタイミマシンを乗りこなすあのネコ型ロボットの名前になる。これもなにかの縁だろう。Droeam Onは空飛ぶクルマの乗車体験に続き、宇宙旅行の仮想体験コンテンツも、NTPホールディングス株式会社と共同制作に入る。

飛行体験の市国や目的を来場者に説明する中村翼共同代表(右)
ドローン議連の視察団も体験
乗り込むんだときの運転席からの光景。ゴーグルを装着すると、これがビル屋上に待機する空飛ぶクルマの運転席からの司会に切り替わる
ディスプレイには空飛ぶクルマ飛行する様子を疑似体験する映像が流れる。ゴーグルを装着すると運転席にいるような光景が広がる
いいね!と思ったらシェア!
関連するタグ
関連する記事