災害用ドローンポートで迅速な災害対策支援 ブルーイノベーションが大分県日田市で実証実験

2021.03.29

 ブルーイノベーション株式会社(東京)は、ドローンポートとクラウドを組み合わせた「災害用ドローンポートシステム」の実証実験を大分県日田市で実施した。被災状況の迅速な共有とドローンによる物資搬送を支援し、災害対策に有効であることを確認した。2022年4月以降の実用化を目指す。

情報共有、申請手続きなど一元管理 オンライン診療可能に

 実験は発災から支援までにかかる時間の短縮を目指したもので、システムで有効な支援ができるかどうかを確認するために行われた。ブルーイノベーションが開発したドローンポートは、設置すると位置を災害対策本部に知らせ、設置場所で必要な物資の要請や、物資のドローンによる空送計画の策定、ドローンの飛行に必要なポート周囲の安全確認、風速の把握など一連のオペレーションを、ポートと連携させたシステム上でこなす。

 3月23日に行われた実験では、ポート設置位置の確認、共有から、設置場所で必要とされている遠隔診療システムのドローンによる搬送を一元管理できることを確認した。ドローンによる搬送を受けてオンライン診療も行われた。

 災害用ドローンポートシステムは、人命救助のタイミリミットと言われる発災後72時間以内の適切な対応を目指して開発が進められている。ブルーイノベーションが2016年から国土交通省、東京大学との共同で開発を進めていて、ポートは、ドローンの正確な離着陸の支援や、ポート周辺の安全が脅かされた場合にドローンの着陸を認めない機能を備える。クラウドと連携させた災害用ドローンポートシステムを実現することで、迅速な災害対策としての技術の確立を目指す。

災害用ドローンポートシステムの実験では自律制御システム研究所の「PF2」を使った
情報を共有、申請などをシステムで一元管理
ドローンで運んだニプロ株式会社製遠隔診療ソリューション「ニプロハートライン」
現地で診療
実験でのドローンの飛行ルート
システムの全体像
開発内容
役割分担
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