ドローン・ジャパン株式会社(東京都千代田区、勝俣喜一朗社長)は、ArduPilotをベースにしたドローンソフトウェアエンジニアの人財育成事業である「ドローンエンジニア養成塾」の第8期塾生の募集を始めた。オンライン、座学、実地などからなり、座学などの期間は10月27日(日)から12月21日(土)の主に土曜日。コースごとにカリキュラムが分かれ、会場はオンライン、長野県軽井沢町、東京、茨城などを予定している。
社会的要請高まる地上、水上、水中の“飛ばない”ドローンに注力
「ドローンエンジニア養成塾」は、ドローン・ジャパンが、JapanDrones株式会社(長野県軽井沢町 ランディ・マッケイ社長)との協働事業として 2016年5月にスタートした講座で、ランディ・マッケイ氏が塾長を務める。ランディ・マッケイ氏はオープンソースのソフトウェアエンジニアで、世界のドローンオープンソフトウェアコミュニティ「ArduPilot」で、初めてエンジニア養成に取り組んだことで知られる。これまでに 200人を輩出している。
「ArduPilotプロフェッショナル・オペレーター・コース」(税別10万円)、「ArduPilotアプリケーション・ディベロッパー・コース」(税別12万円)、「ArduPilotフライトコードプログラミングコース」(税別11万円)の3コースがあり、このほかに全コース共通の、無料提供されるオンラインの基礎科目の講座がある。複数を受講する場合には割引が適用されるという。
キックオフは10月27日(日)午前10:30から、長野県軽井沢町の軽井沢風越公園(長野県北佐久郡軽井沢町大字発地 北佐久郡軽井沢町発地1157−6、地図はこちら)で行われる。
第8期では地上、水上、水中などを移動する飛ばないドローンに力を入れていることが特徴だ。搬送、監視、調査、センシング、作業など多くの領域で、“飛ばない”ドローンである自律型のローバー型、ボート型、サブマリン型ドローンに対する期待が高まり、メーカーやサービスプロバイダー、ユーザーなどの間で課題にも挙がっていること、実際に高機能で低価格な製品が広まってきていることを受けて、“飛ばない”ドローンのエンジニア養成にも力たカリキュラムを組んだ。
座学、機体の自作・製作、作った機体の自動航行などを通じ、活用・開発のノウハウを学び、ドローンソフトウェアのフレームワークと開発技術を習得する機会を提供する。
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DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。