リベラウェアがサービス大幅拡充 料金そのままで定額レンタルに「画像処理し放題」「延長アンテナ」追加

2020.10.29

 屋内設備点検用の小型ドローンIBIS(アイビス)を開発する株式会社Liberaware(=リベラウェア、千葉市、閔弘圭CEO)がサービス拡充を加速させている。10月28日、現行の定額IBISレンタルサービスに、撮影した動画の「画像処理し放題サービス」と、機体とコントローラやモニタとの通信を安定させる「エクステンションアンテナのレンタル」を追加すると発表した。サービス拡充に伴う料金変更はない。同社は今月、ソニーの高感度CMOSイメージセンサー「STARVIS」を採用して開発した超高感度カメラを搭載した新型IBISのリリースを発表したばかりで、この新型機も現行サービスの中で使えるようになる。

ソニー「STARVIS」採用カメラ搭載の新型IBISも順次入れ替え

 リベラウェアは機体、ソフトウエェアなどを自社開発している。開発した機体などのプロダクトを導入したい事業者向けに、機体のレンタルサービスを展開しており、故障などが生じたさいに回数を問わず修理に応じるサービスや、リベラウェアが開催する操縦講習に何度でも参加できるサービス、動画のアップロード管理・閲覧・編集が可能なクラウド動画管理サービス「LAPIS for Drones」の利用サービスがついている。

 今回はこのサービスをさらに拡充し、「画像処理し放題サービス」と「エクステンションアンテナ」を追加する。

 「画像処理し放題サービス」は「LAPIS for Drones」の機能拡充で対応する。IBISで撮影した動画データを「LAPIS for Drones」上で申請すれば、3Dモデル、 点群データ、オルソモザイク画像に画像処理ができる。これにより、レンタル機を利用する事業者は、動画加工用の高性能サーバや、専用ソフトウェア、画像処理エンジニアなどを準備する必要がなくなる。動画データを画像処理することで、報告書への貼り付けや、比較検討作業が可能になる。。

 また「エクステンションアンテナ」は、操縦コントローラと映像モニタのアンテナを10メートル延ばせる装備。IBISが点検する施設内に設置しておけば、電波の送受信が途切れがちな場所でも、操縦コントローラや映像モニタを施設内に持ち込まずに済むようになり、操縦者の安全性確保や作業効率向上に寄与する。

 10月1日には、ソニーが開発した高感度CMOSイメージセンサー技術「STARVIS」を採用した超高感度カメラ搭載の「新型IBIS」について、リリースを発表しており、定額レンタルサービスのユーザーの利用機も、順次新型機に入れ替えていく。

 一連のサービス拡充に伴う料金の変更はなく、閔CEOは「設備保全業務のデジタルトランスフォーメーション推進に貢献したいというのがわれわれの思いです。ソフトウェアもハードウェアも自社開発しており、プロダクトは日々、進化しています。定額サービスをご利用頂いているみなさまには、進化したプロダクトを随時提供して参ります」と話している。

追加された画像処理サービスのイメージ
屋根裏の点群データ
煙突点検。左が3Dデータ、右がオルソ画像
エクステンションアンテナの利用イメージ
IBIS専用のエクステンションアンテナ。設備内に設置することでドローンとの通信が安定化する。アンテナから延びる10メートルのケーブルで設備外のコントローラ、モニタと接続する。三脚設置、吊り下げ設置にも対応
定額レンタルで提供されるセット。IBIS本体は2機がセットになっている
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