医療イノベーションを手がけるHTG株式会社(大阪市)と、ブルーイノベーション株式会社(東京)は、9月1日、医療業界向けソリューションの共同開発に向けて、資本業務提携 契約を締結したと発表した。ブルーイノベーションが開発したドローンや AGV を活用した在庫管理システムを、医薬品、医療機器、医療材料のメーカー、物流事業者向けの在庫管理システムと組み合わせ、効率的で適切な管理を目指す。
医薬品の物流適正化にドローン、AGV活用のソリューション開発を目指す

新型コロナウイルス感染拡大対策として、医療関連産業でのリモート化需要にこたえるのが目的。HTG社内に向けてシステムを開発したのち、HTGが提携する国内外の医薬品や医療機器関係のメーカー、卸売事業者などに展開する方針だ。
医薬品の適正製造製造や流通のガイドラインGMPDに沿った適切な管理をしたうえで、物流の棚卸の効率化などを目指す。
医薬品業界では、不適切、不十分な管理のため医薬品の品質不良が起きたり、正規流通網に偽造薬が紛れ込んだり、表示が不正であったり、期限切れであったりといった流通管理の問題が世界的に報告されている。厚生労働省は、2018年に事務連絡である「医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインについて」を出すなど是正に力を入れており、両社は適切な製造、流通規範(GMPD)にそったソリューションの共同開発と導入を目指す。

DroneTribune代表兼編集長。2016年8月に産経新聞社が運営するDroneTimesの副編集長を務め、取材、執筆、編集のほか、イベントの企画、講演、司会、オーガナイザーなどを手掛ける。産経新聞がDroneTimesを休止した2019年4月末の翌日である2019年5月1日(「令和」の初日)にドローン専門の新たな情報配信サイトDroneTribuneを創刊し代表兼編集長に就任した。現在、媒体運営、取材、執筆、編集を手掛けながら、企画提案、活字コミュニケーションコンサルティングなども請け負う。慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアム研究所員、あおもりドローン利活用推進会議顧問など兼務。元産経新聞社副編集長。青森県弘前市生まれ、埼玉県育ち。